安倍政権は「シェールガス革命」でまたひとつ弱みを握られる(森 功)
日本企業が3つのシェールガス油田に資本参加し、この先アメリカから輸入すると大々的に報じられています。が、掘削コストや環境問題などを置くとしても、なにやら釈然としません。原則として米国によるガスの輸出は米国とFTI協定を結んだ相手国としており、それ以外は米エネルギー省が例外的に認める相手に限られるらしく、目下、10件が申請中といいます。
つまり、決定権はアメリカにあり、またしても取引材料に使われる危険性を感じます。徹底的な米追従政策に舵を切っている安倍政権にとって、また一つ弱みを握られるという結果にならなければいいのですが……。
【ブログ「森功のブログ」より】