安倍首相ＧＷ「エネルギー外遊」で核廃棄物は見て見ぬふり(森 功)
安倍晋三首相がロシアや中東の外遊を終え、帰国しました。今回の黄金週間外遊前半は、ロシアのプーチン大統領相手の北方領土問題が注目されていましたけど、よく考えてみると、安倍、プーチンともに外務官僚にアイデア丸投げという進展なし。たぶんそれは織り込み済みで、互いの外交の主眼はやはりエネルギー問題だったのでしょう。
安倍さんはＧＷを通じて、火力発電のためのロシアからの石油やＬＮＧ輸入取引を働きかけ、返す刀でＵＡＥやトルコへは原発を売り込んでいました。その原発セールスについては、ＵＡＥで肩透かし、トルコは奏功という１勝１分けといったところでしょうか。国内の原発再稼働に苦しみ、火力発電に頼りながら、他国に原発をセールスするという自己撞着。再処理できない核廃棄物は見て見ぬフリです。
【ブログ「森功のブログ」より】
