郵貯マネーに目をつけた米国投資会社の末路(森 功)
実に8700人から1365億円もの資金を預かって運用していたそうですので、改めて驚きました。病院の医療報酬の債権化をウリにしてきたMRIインタナショナル。もとは医療保険制度が壊滅している米国で始まった投資会社らしいのですが、そこが日本で4000万円とか5000万円とか、個人資産をかき集めていたといいます。報道で見る限り、被害者の多くは郵貯や銀行預金を取り崩し、投資したとか。あるところにはあるんだな、と感心する一方、郵貯の莫大な資金に目をつけたところなんかは、いかにも米国の投資会社らしい。
年金の高利回り運用を謳った先のAIJ事件と同様、どうにも危うい投資話が増えています。見方を変えれば、それだけ日本の米国化が進んでいるという証左かも。
【ブログ「森功のブログ」より】