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ヤメ検が検審の補助弁護人はあきまへんで!(今西 憲之)

まいど、いまにしです。

陸山会事件で、インチキ捜査報告書を作成して、告発されていた、東京地検特捜部の田代政弘元検事。

昨日、検察審査会で「不起訴不当」という結論が下され、検察が再捜査することにはなっとる。。だが「起訴相当」ではなかったから、すでに捜査して結論を出している事件に、検察が起訴する可能性はゼロに近い。

これで、田代元検事やかかわった検事たちは、万歳三唱やわ。

朝、ネットを見てたら、江川先輩がこんなオモロイ話を書いていた。

検察審査会議決の不透明・補助弁護士はワケあり元検察幹部 (江川 紹子)

http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130422-00024521/

田代元検事の判断を下す、検察審査会。そこに、補助弁護人が関与していたという。澤新弁護士といい、元新潟地検検事正だそうな。ヤメ検が補助弁護人って、検察に有利な誘導ができるんやないかと 疑われるって。おまけに、江川先輩の記事では澤弁護士の妻に、税務調査が入った際、新潟地検の封筒を使って抗議したらしい。その結果、さすがにインチキの検察も「そらぁ、あきまへん」と辞職させられてるがな。

ワシは、西松建設事件で「不起訴不当」を議決した時に検察審査会のメンバーに選ばれた人を取材したことがある。その人が言うには補助弁護人なんて、一切、いません。小沢氏の強制起訴の時に、補助弁護人って聞いて、なんやそれはと思うたわ」

この、補助弁護人っていうのは、問題やと、前からみとったんよ。事件によって、補助弁護人がついたりつかなんだり。<(西松建設の)国沢を起訴できるだけの材料はある。しかし、国沢はすでに小沢ルートで起訴されており、二階ルートで起訴したところで、量刑に影響しない>そない、検察審査会で説明したのは、田代元検事と一緒に、市民団体から告発されていた、東京地検特捜部で陸山会事件の主任だった木村検事。

「その言葉で、メンバーの反発が強くなり、不起訴不当になった」とメンバーは言うとった。

要するに、素人の検察審査会。説明する側の言葉ひとつで左右されやすいってことやがな。だから、補助弁護人も、必ず入れるか、絶対アカンか決めた方がええんやないか?事件によってっちゅうのんは、誤解を招くし、誘導することもあり得るがな。

この澤弁護士、検察の封筒使って、税務当局に圧力かけたって疑惑もあり ほんまはクビやろう。

それを救ってもらったんやから、検察には恩義があるっておもうよ、普通の国民は。たくさん、弁護士がいるのに、よりによって、なんでこんなヤメ検を使うねん。

澤弁護士を調べていたら、さらにオモロイ記事があったわ。

1998年7月7日付 中日新聞によれば元新潟検事正側の遺産総額6億9500万円

税務“圧力”問題前最高検検事の沢新(さわ・あらた)氏(56)が新潟検事正時代に妻への税務調査について国税当局に圧力とも取れる抗議を行って法務省から処分を受け、辞職した問題で、妻側が修正申告した課税遺産総額は約六億九千五百万円で あることが六日、東京・玉川税務署の公示で分かった。沢氏の妻の実父である被相続人の山本清二郎氏は広島高検検事長、次長検事、大阪高検検事長を歴任した検察官で、退官後は弁護士として法律事務所を開業。一九八七年から九三年までは中央大学理事長も務め、九五年十二月に 八十五歳で死去した。遺産は世田谷区にある自宅不動産や預貯金などで、 山本氏の妻と娘(沢氏の妻)の二人が相続した。この遺産相続について同税務署が昨年、 税務調査した結果、二億円余の債券が申告されていなかったことが判明。 沢氏はこの調査に新潟地検検事正名で同税務署に調査を 非難する手紙を出したほか、電話でも抗議した。

妻の父、高検検事長までやって、遺産が7億円近くというやないか。ホンマ、検事っていうのは、よう儲かる商売なんやな。

【ブログ「商売繁盛で笹もってこい!」より】