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TEPCOのインチキ マスコミも「書いてまっせ詐欺」ではアカン!(今西 憲之)

まいど、いまにしです。

TEPCOが相変わらず、ドジの連発。

原子炉だけやなく、会社全体がメルトダウン状態になっとる。

ネズミ一匹で、燃料棒の冷却システムがノックダウン。

冷却に使った汚染水を「きれいにしまっせ」と言いつつ、自慢の「ALPS」もストップ。ペンでタッチパネルを押すときに、ミスって、おまけに連打したそうよ。

今度は、地下水槽に貯めていた高濃度汚染水が漏れる事態。TEPCOは公表する2日も前に、漏れていた可能性を察知していたにもかかわらず、「誤差の範囲」というばかり。漏れ出した、汚染水は120トンと発表。それについて「大量やない」といい、「漏えいした汚染水、土に含まれる水分 でうすまっている」などと言い訳に終始。

あわてて、別の地下水槽に移送させると、今度はそちらからも水が漏れはじめた。ほとんど、お笑いでしかない状況やがな。

ワシはこの水槽の施工した、前田建設の人と、原発取材で親しくなった。久しぶりに電話してみたら「設計はTEPCOがしたんです。一般的に、ああいう設計は聞いたことがありませんわ。設計通りやれっていうから、やりましたが、社内で、ええんか、大丈夫かって声はありました。けど、TEPCOがやれっていうから、しゃあないです。試験の時は水漏れなかったとか、TEPCOが言うてるそうですが、水の重みとかでかわってきますがな。ちょっと建築土木を勉強した人がマスコミにいて、軽く取材すれば、アカンのがようわかる。なんで、こんなんほっとくねん」と言うてる。ワシは土木や建設と縁がないから、難しいことはようわからんかった。 ただ、経験ある人なら、簡単にわかるそうや。 ワシも勉強せんといかん。

TEPCOは、なんで早く対処せんかったんやという追及に「感度が鈍くて申し訳ない」原発事故から、いや、昔からずっと鈍いままやんか。TEPCOの「感度がええ」なんていう国民、どこにもおらん。いまも、国民の貴重な財産、国土がTEPCOによって、汚染されてるんやで。

朝日新聞の社説みると、<現状は、東京電力の管理能力を超えているのではないか>と書いている。

そんなもん、ずっと前から、わかってるって。何を今ごろをやわ。日本を代表するとされる朝日新聞が、ねむたいこというてるから、 原子力ムラにとりこまれ、マスコミの信頼を失っているんや。いずれ、またTEPCOは次々に問題、起こすのは目に見えとる。その時、こう言うねんやろうな。「うちは、社説で書いていた」こういうのを「書いてまっせ詐欺」という。ちゃんと読者に伝わらんとアカン。書いたからええってもんやない。ホンマにこの書き方、扱いで読者に伝わるなら、原発事故で、ここまでマスコミ不信とならへん。

これは、ワシも含めて、全部のマスコミがよう肝に銘じて、考えなアカン。「書いてまっせ詐欺」でごまかしたアカン!

【ブログ「商売繁盛で笹もってこい!」より】