直撃！ 福島で横行のデタラメ除染 ゼネコンのえらい人(今西 憲之)
まいど、いまにしです。
TEPCOのアホんだらが、大量の放射能をまき散らし、 故郷に帰れんようになった、福島原発の周辺。 事故から２年。 ようやく、日中なら、帰れるようになった地域が増えてきた。 そこで、目立つのが、除染の光景。 除染といっても、特別な作業ではなく、 水で流したり、土を取り除くなどの、よくある土木作業や。
今朝、ニュースみていた、こんな記事が出ていた。
東日本大震災:福島第１原発事故 除染作業員被ばく管理、手帳なくマスクも自前「デタラメ横行」 ／福島 http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20130305ddlk07040305000c.html
除染の作業員がえらい、厳しい環境で仕事しているって内容。 原発作業員が被曝量が増えて、サイトで仕事ができなくなって、 除染にという、こともよくあるねん。 除染は特別な技術もいらんから、けっこう、参入しやすい。 不景気で仕事なく、少々、労働環境悪くとも、いくらでも 人は集まるって除染を請け負う、会社の社長はいうとった。そして 「ワシらに文句言うたら、アカン。原発同様、下請けが 何社もあって、末端のワシらの会社にはギリギリの金額しか まわってこんねん」
なんでかな。 福島第1原発取材で仲良しになった、ゼネコンのえらいおっさんに 聞いてみた。 「最初に除染作業の窓口として、国やTEPCOから ドバッとカネが入ってくるのは、うちのような大手ゼネコン。 下請けにぜんぜん、カネがまわらんのがなんでかと。 うちは、例えば１００のカネがくると、１０とか２０とか 先に利益を確定させてとる。あまりから、経費とか引いて、次の下請けに 仕事をまわすねん。次の下請けには、１００やったカネが ６０とか７０になっているわ。みんなそんな調子でやるから 末端の現場には、ギリギリなるねん」
これじゃ、どないもならん。 えらい人はこうボヤいた。 「ワシらは技術屋。現場がアカンかったら、ワシらの責任になる。 しっかり、現場にカネをまわしてほしいねんけど、 本社は数字しかみてへんからなぁ…」
【ブログ「商売繁盛で笹もってこい！」より】
