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NLキュレーション「東日本大震災特集」(再掲載/TEPCOのアホな社長のインタビュー ええ加減にせえよ!/今西憲之)

まいど、いまにしです。

祝日(1月14日)やけど、すっかり忘れて仕事してたら、こんな記事をネットで目にとめた。

「原発事故収束には国の負担が必要だ」
東京電力・廣瀬社長に聞く
インタビュー
東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/12150

ほんまに、ええ加減なこというよなって、あきれるわ。
これで、よう社長、やっとるよな。

インタビューで廣瀬社長は
<福島復興本社の設立に伴い、多くの被災者の方々のそばで書類確認など
個別の事情の確認を行うことによって、作業がかなりスピードアップ
できるのではないかと思っている。>

実際に、被災者から聞いた話。裏もとった話。
TEPCOに避難先の住所を伝えて、最初はきちんと届いた。しかし、しばらくすると何も
届かなくなった。まわりが届いているので、TEPCOに問い合わせした。
「送ってません」
「避難先の住所、知っているはず」
「いや、わかりません」
「前に届いていますよ」
「ええ、本当ですか…」
これが、TEPCOの福島にある事務所とのやりとりだ。
後に、以前、届いた住所を指摘すると、ようやく、TEPCOは非を認めた。それまで、1か月以上
たなざらし。
福島に来ても、一緒だろう。

4号機について、廣瀬社長は
<外壁が損傷し、見た目も非常に悪いことから皆様にご心配をかけている>
なにいうとるねん。

ワシは、実際に、4号機のなかに入った。
見た目だけやない。
粉じんのようなものが飛び、外壁からは、コンクリートがぽろぽろと落ちてきていたがな。
見た目通り、4号機は悲惨な状態やがな!
4号機、ほんまに大丈夫なんか?

まったく、答えてへん。

<除染のやり方も確立されておらず、中間貯蔵施設をどうするかも決まっていないため、
コストを正確に見積もることは難しい>
除染のやり方、中間貯蔵ってやな、
それまで、きちんと対策してきたら、事故らんと、大丈夫やった可能性もあるんや。
この社長、何、人のせいにしてんねん、こらぁ!

<どこまでの負担を背負って事業を行っていくのか不安なところはある>
何ら落ち度がない、被災者はもっと不安やねん。
わかっとるんか。

<5月に「総合特別事業計画」を策定してから半年しか経っていない>
何が「半年」やねん。
「半年も」やろうが。
被災者がどんな気持ちで、いるんか、どんな毎日を送っているんか、まったくわかってへん。
東京でふかふかのベッドに寝て、運転手つきの車でふんぞり返っているからアカンねん。
一日でもええから、この真冬に被災者の仮設住宅で寝てみろって!

<原発事故収束には国の負担が必要だ>
もう、TEPCOには税金、じゃぶじゃぶつぎ込んでいる。
表に出ている金額だけやない。
例えば、被災者の多くが不動産や車を有している。
そこには、税金の減免措置がある。
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu02_000106.html

警戒区域では、警察が年中、警戒にあたる。
そこには、膨大なカネが必要だ。それも税金。
もう、計算できんくらい、税金をつぎ込んでいる。

おまけに、TEPCOの連中にはボーナスも払われている。
ワシがTEPCOの連中に、それについて文句言うと
「ボーナスでんと、士気にかかわる」
っていうとった。
士気がうせているのは、国民の方やっていうねん。
お前らのせいで。

こんなインタビュー、垂れ流す、マスコミもアカン。
TEPCOは、毎年秋くらいになると、急にマスコミ対応がさかんになる。
自分たちを主張を展開し、国の予算編成に訴えるつもりなんや。
政権交代したら、急にまた、廣瀬社長、インタビューに応じてる。

それにほいほい、のっかかるマスコミもアカン。

一方で、気にくわない記事を書く、ワシみたいな記者は、要件を満たしても、会見もいれないし「原発視察ツアー」
も拒否する。

国民総出で、TEPCOのインチキを監視せんと、ますますいらん税金が使われるような気がしてならへんわ!

(NewsLog編集部:この記事は2013年1月に発表したものの再掲載です)