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増え続ける介護を苦にした自殺(町 亞聖)

先日、介護殺人の撲滅に取り組んでいる「となりのかいご」代表の川内潤さんに私の介護体験の話をさせていただきました.

川内さんは、身内の介護経験から介護虐待の問題に気づき、何とかしなければと立ち上がりました。自分の経験を元に行動を起こすことは簡単なことではありませんが、まだ若いのに川内さんはとても熱意に溢れていました。インタビューはこちらのブログに掲載されています(http://blog.livedoor.jp/kawajun1980/lite/archives/52392268.html)。

2008年に報告されただけで、27件の介護を苦にした殺人事件が起きています。この介護殺人の数は残念ながら増える傾向にあります。制度は完全ではありません。足りないところは民間が力を合わせて声をあげ、1人1人が出来ることをしていかなければと思います。

川内さんが立ち上げている「老親介護ねっと」では、介護にまつわる様々な情報を発信し、1人で抱え込んでいる人の相談窓口になるべく活動しています。詳しい活躍内容を知りたい方は、こちらをご覧ください(http://www.kaigo-shisetsu.com/)

さて7月から「ラジオNIKKEI」で介護の番組をやっています。本当にこれまで経験したことは全て無駄ではありませんでした。タイムマシーンがあって18歳の頃に戻れるなら、その当時の私に「大丈夫だから」と声をかけてあげたいです。

【プログ「As I am(2012年6月3日)」より】(編集部で、一部、加筆訂正しております)