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小沢一郎 法律を知らなかったから「無罪」でいいのか!(森功)

昨日に開かれた小沢一郎・国民の生活が第一代表の政治資金規正法違反事件の控訴審判決を傍聴してきました。一審に続き公判はすべて見てきましたけど、裁判の担当記者もかなり変わったな、と改めてその長さを思いました。今回は、開廷直前に傍聴席から「なぜ報道記者席が半分もあるんだ、おかしいじゃないか」というヤジもあり、いつもとは異なる雰囲気。

控訴棄却の判決については概ね予想通りですが、新聞報道にあるように、政治資金収支報告書の虚偽記載や不記載に関する秘書の故意、犯意について一審判決と異なる見解を出していました。簡単にいえば、石川さんはそれなりにうまくやったので摘発はされないと甘く考えていたから、小沢さんに対する報告も違法性を認識させるようなものではなかった可能性がある、というもの。これをもって、必ずしも石川さんに違法性の認識がなかったとまでは言えないでしょうけれど、かなり踏み込んでいます。

つまるところ、会計担当者の秘書も、立法府の国会議員も、法律を知らなかった可能性があるから犯意を問えずに無罪という。それでいいのでしょうか。

【ブログ「森功のブログ」より】