福島第一原発政府事故調の疑問点(森 功)
7月23日に発表された福島第一原発に関する政府事故調査委員会の報告を読んでいて、双葉病院グループの患者と施設利用者50人が亡くなった件で疑問が浮かんできました。一つは3月12日双葉病院から歩ける患者209人が大熊町の手配バスで避難したあと、200人以上の患者たちが取り残された件。大熊町はこの時点で避難が完了したと考えていたと書いています。すると、むろん病院側はまだ残っていることを伝えてあるので町の対応のまずさ、ということになります。少しありえないのでは。町長は自衛隊に任せたと言っていました。
またその後の自衛隊の救助活動について、救援部隊は病院近くのオフサイトセンターを目指したが場所がわからず郡山駐屯地へ引き返したといいます。オフサイトセンターには自衛隊員が駐留しているのに? それで70キロ以上離れた駐屯地に引き返した、というのも解せません。取り急ぎ、ご参考まで。
【ブログ「森功のブログ」より】