(ビデオレポート)世界が注目する中国人ジャーナリスト・张丽佳氏インタビュー(ピオ・デミリア)
「工員になってみたいと思う?」「ぜった いにイヤよ」。元工員であり、現在 は作家、ジャーナリストとして活躍する张丽佳(Zhang Lijia)氏の自伝的小 説、『Socialism Is Great!: A Worker's Memoir of the New China (社会主義は偉大 だ! 新生 中国における労働者の記録)』は、このようなアイロニカルな書き出 しで始まる。英語で書かれた同書は、たちまち各国語に翻訳され、世界的な注 目を集めたものの、残念ながら日本語にはまだ翻訳されていないし、なにより 中国語で読むことはできない。彼女の記事は、『ウォール・ストリート・ジャ ーナル』紙や『ル・モンド』紙、『ザ・ガーディアン』紙などに定期的に掲載 され、外国ではその名を広く知られており、いまのところ中国政府も「目をつ ぶって」いる。「それは、私が英語で書いているからよ。もしも中国語で書い ていたなら、いまごろとっくに逮捕されてるだろうし、もしかすると殺されて いたかも」。天安門事件から23年になるのを機に、6月におこなったこのイン タビューで、张丽佳氏が、これまでの中国の歩みや現状、そして今後を語って くれた。どこかの日本の出版社が、このインタビューを見て、邦訳を検討して くれることを期待する。
http://www.youtube.com/watch?v=qrVKvUwIOsM&feature=plcp
【NLオリジナル】