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軍参謀部が「少年団祝典報道」でまた「報復聖戦」!(辺真一)

しばらくは核実験をやる可能性もなく、どうやら北朝鮮も少しは沈着したようだ。ひとまずは内政に集中するようだ。

今、平壌では朝鮮少年団(ボーイスカウト)創立66周年の記念祭典の真っただ中だ。この日のために北朝鮮当局は全国から2万人の少年団員を平壌に招いている。

選ばれた子供らの輸送に飛行機が利用されていた。金正恩氏による特別な配慮だとのことだ。

平壌は「革命の首都」「地上の楽園」と宣伝されている。北朝鮮の国民に国内移動の自由はない。許可なく、勝手に平壌に行くこともできない。死ぬまでに一度は行ってみたいと誰もが夢にまで見ている平壌を子供らは飛行機に乗って行けるわけだから、それは大喜びだろう。

公開された機内の模様を映し出した動画をみると、子供らはまさに雲の上にのっているような夢心地のような表情をしていた。しかし、よく目を凝らしてみると、3人掛けの椅子になんと5人が座っていた。一人一席でない。幼児ならば話は別だが、少年団員と言えば、全員が小学4年生以上だ。

台数も少ない小型飛行機でどうやって大勢運ぶのだろうかと、疑問に思っていたが、謎が解けた。人数制限ではなく、重量制限を適応していたのである。日本や韓国ではまず考えられない。

北朝鮮が鳴り物入りで行っている少年団の行事を韓国のメディアがこぞって「ヒトラーの時代を彷彿させる」とか「ナチの少年国民隊のような子供らにするための政治ショー」と痛烈に批判していることに頭にきた北朝鮮は軍総参謀部の声明を通じて李明博政権と韓国のメディアに謝罪を求め、応じなければ「報復聖戦」をすると警告している。

軍総参謀部は、攻撃対象の各メディアの座標を具体的に公開したうえで「もし我が軍隊の怒りの爆発に無謀にも挑戦するなら、すでに布告したとおり我々式の無慈悲な聖戦で応える」と脅しているが、李明博政権に対して「特別行動を間もなく開始する」と宣言してからもう40日も経つが、今もって、開始されていない。これまた単なる口だけの脅しに過ぎないだろう。