大丈夫なのか? 菅前総理(国会事故調)(村上隆保/写真・文)
5月28日(月)、国会の福島第一原発事故調査委員会は、菅直人前総理を参考人として招致した。
菅前総理は、原発事故の責任は国にあると謝罪。
委員からの「官邸危機管理センターに届けられた解析には、2号機は11日22時50分に炉心露出、24時50分に燃料溶融。この情報は届けられていますよね。この段階で、国民にどのように説明しようと考えたか?」「これは政府の正式なプロセスで出て来た解析結果。総理に届けられるべくして、届けられた解析結果。これが国民に伝えられれば、避難の仕方が違ったという話がある」という質問に対して、
菅前総理は「そうしたことは、みなさんに検証していただきたい。いろんな予測に対して、どう対処すべきか。どこまで、それが適切なのか。みなさんで検証してほしい」というトンチンカンな(!?)答えをしていた。
大丈夫なのか? 菅前総理大臣。
そして、国会事故調の委員の人も、前首相が東電に乗り込んだ時に叱責したかどうかということばかりをしつこく聞いていたが、それは事故の検証とどれくらい関係のあるものなのだろうか。
6月中に報告書をまとめるということだが、いったいどんな内容になるのか。これまでにメディアが流した情報だけが盛り込まれているというような、期待ハズレの結果にだけはしないでほしい。