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記者会見開放は国民の知る権利を守る(2)

 例えば、海外メディアに関しては、筆者が米紙で働いていた頃からずっとオ ブザーバーとして官邸の会見に参加することは可能だった。実際、筆者も、森 喜朗首相(当時)の会見や福田康夫官房長官の会見に複数回、出席している。  そもそも、平野氏の出した条件は、雑誌・専門紙についても国会記者章を持 っている記者に限られているなど極めて限定的だ。しかも当日は特例とされ、 その後は完全クローズに戻ってしまっている。
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