【読むオプエド】「建築の視点から見る東京五輪の諸問題」
10日の「ニューズ・オプエド(R)」では建築エコノミスト 森山高至(もりや
ま・たかし)さんをお招きし【特集:建築の視点から見る東京五輪の諸問題】
と題しお話を伺いました。
現在、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会となる国立競技場は、
立ち入りができない状態となっています。森山さんはオリンピック・パラリン
ピック終了後、新しい国立競技場をどう活用するかの問題が積み残されたまま
なので、今も余り使われていないのではないかと指摘しました。森山さんは、
ナチスが計画した巨大建築物からなる保養施設「プローラ」を例に「国が行き
詰まると、国民の精神を高揚させようとして、巨大建築物の建設に走る傾向が
ある」と述べました。