【読むオプエド】「戦前の謎の音盤を供養する」
19日の「ニューズ・オプエド(R)」ではアーカイブ・プロデューサー 戦前レ
コード文化研究家 保利透(ほり・とおる)さん、音楽評論家・毛利眞人(も
うり・まこと)さんをお招きし【特集:戦前の謎の音盤を供養する】と題して
お話を伺いました。
保利さんと毛利さんはこのほど「レコード供養 復刻されない謎の音盤たち」
と題するCDを制作されました。お2人は、戦前のSPレコードの収集家で、
保利さんはおよそ7000枚のコレクションをお持ちです。今回のCDには、コレ
クションの中から、他のCDには入れられない様々な音源を集めました。この
日、紹介されたのはまず、昭和10年の『おもちゃの交響楽』です。現在の「東
京都杉並区立杉並第一小学校」の児童の演奏を録音したもので、毛利さんは
「日本に西洋音楽が定着してからおよそ50年目ぐらいの時代に、子どものの演
奏がどのようなものだったかが分かる」と話しています。