トランプ大統領と安倍首相に沸き起こった危機~フリン補佐官辞任は米国以上に日本を悩ませる
マイケル・フリン国家安全保障問題担当大統領補佐官の辞任は、当然である
がトランプ政権を揺さぶっている。政権発足一ヶ月も満たない中での辞任劇だ。
無理もない。
米国大統領とメディアの間には本来、「ハネームーン」という約束事がある。
就任から100日間は移行から日も経っていないことから、ある程度の失敗は
大目にみてあげようと新政権に対してメディアが厳しい批判を手控える期間の
ことだ。
ところが、今回は様子が違う。トランプ大統領とメディアの甘い関係はほと
んど認められない。伝統的メディアとの徹底的な対決姿勢を見せるトランプ大
統領に対して、メディアも同じく徹底的に応酬し、激しい局地戦が政権の至る
所で勃発しているという有様だ。