ダイヤモンドの輝きとその裏側(4)
まずオッペンハイマーは生産量を調整するための組織・DPA(ダイヤモンド
生産者連合)を作り、過剰になりすぎたダイヤモンドの供給を生産現場で抑制
することに成功した。 次に、彼は産出したすべてのダイヤモンドを一括して買い取る会社・DTC
(ダイヤモンド・トレーディング・カンパニー)を設立した。DTCは買い上げ
たダイヤモンドのすべてを独自の基準によって分類することで、ダイヤモンド
のすべてを独自の基準によって分類することで、ダイヤモンドの希少性を高め
る役割を果たした。さらにオッペンハイマーは分類したダイヤモンドのすべて
を販売する機構・CSO(中央販売機構)を作る。これによってダイヤモンドの
値段をCSOが自由に決定するシステムが出来上がり、デビアスの価格統制が成
立することになった。