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ダイヤモンドの輝きとその裏側(3)

 東京渋谷区にあるデビアス・グループの「DTC Japan」を訪ねると、「ダイヤモンドが結納の代りや、持参金の代りになるということは、ある意味で日本人とダイヤモンドの出会いは、幸せな出会い方ではなかったのかもしれません。それを身につける女性を幸せにするジュエリーとは違う、財産的価値を強調する意味あいがそこに付与されてしまったのです」と、ダイヤモンド・インフォメーション・センターの下山晶子はいう。「欧米では18歳や20歳になると、お父さんが自分の母親から預かったダイヤモンドを『お祖母さんのものだ』といって渡すなど、ダイヤモンドが家族の絆の象徴になっています。昔の日本人でしたら着物を仕立て直したり、染め直して使うと言う文化があった。それが先の戦争を境に崩れてしまい、目新しい流行発信によってかなりのお金を費やすという文化が出現してきました。しかし、川上から譲り受けるという習慣がないと、成熟した文化、成熟した市場とはいえないと思います」
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