【読むオプエド】「ゴーン事件に見る日本の刑事司法制度」
4日の「ニューズ・オプエド(R)」では郷原総合コンプライアンス法律事務所
代表弁護士 郷原信郎(ごうのはら・のぶお)さんをお招きし【特集:ゴーン
事件に見る日本の刑事司法制度】と題してお話を伺いました。
郷原さんは、カルロス・ゴーン被告が、日本の刑事司法に絶望して逃亡したと
みています。ゴーン被告は、それまで犯罪として立件された例のない金融証券
取引法容疑と、証拠が不十分な特別背任容疑で起訴されました。ゴーン被告は、
いつ終わるかの見通しも立たない刑事裁判に巻き込まれ、10年間は日本を離れ
られず、夫人や息子にも会えない恐れがありました。