【読むオプエド】「元経営委員が語るNHKの現状と将来」
11日の「ニューズ・オプエド(R)」では元NHK経営委員で国立音楽大学名誉教
授の小林緑さんをお招きし、お話を伺いました。
2001年から2007年まで6年間、NHK経営委員を務めた小林さんは「NHKの意思決
定最高機関であるが、会議は1ヶ月に2回、2時間だけだった。決定事項の承
認だけで時間がなくなり、まともな議論ができる状況ではなく、事実上、理事
会の追認機関にすぎなかった。ちょうど紅白歌合戦のディレクターの使い込み
が発覚し、海老沢NHK会長が辞任したが、これに関する追求もできなかった。
一方で大変な額の給料が払われており、私自身、どうしていいかわからず後ろ
めたい状況が続いていた。