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記者クラブの変わらぬ体質

安倍総理大臣の記者会見に出席を続けている上杉隆。安倍総理に質問をするために挙手を続けても一切、当てられることはありません。同じようなことが20 09年5月16日(民主党代表就任会見)でも行なわれていましたので「記者クラブ崩壊」(2010.4.6発行)より一部抜粋しご紹介します。 筆者は、通常は、記者クラブの幹事社の座る場所で高々と手を挙げて指名を待った。 ところが、何度挙手しても一向に当てられない。実はその日の会見担当の党広報スタッフは、情報公開の精神など微塵も持ち合わせていないことで有名なI氏であった。前列の記者クラブのメンバーがすべて指名されても、フリーランスの筆者の番は回ってこない。ついには、居眠りしていた新聞記者までが指名されるに至ってようやくI氏の意図を理解した。筆者に当てるつもりはないのである。と、その時予想外のことが起きた。壇上の鳩山代表が他の記者の質問の最中に、「上杉君は、何で当たらないの」とマイクを通して問い始めたのである。不思議そうに「何で」を繰り返す鳩山氏に、「避けられているんですよ」と筆者が答えると、ついに鳩山氏はI氏に向かって言い放ったのだ。
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