ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

敗北を抱きしめて~都知事選に出馬した3つの理由

「勝ち目が無いのになぜ出馬したの?」東京都知事選の遊説で都内をまわっていて、有権者から一番多く尋ねられた質問がこれである。 候補者にとってこれ以上ない残酷な質問だ。 だが、4位(21人中)という結果をみれば、そう思われるのも仕方がない。 公選に出馬する以上、勝ち負けは必ずあるものだ。とりわけ、当選者がひとりだけに絞られる首長選は、その結果がいかなる選挙よりも残酷に現れる。ゆえに有権者の注目も高くなるのかもしれない。 今回、その東京都知事選に出馬した経緯について、あれこれ語られている。選挙後に降って湧いた「週刊リテラシー」の降板問題も、同様だ。あたかも番組のプロモーション、あるいは継続を約束できたから出馬したかのように語られているが、選挙を少しでも知っている者ならば、それがまったくナンセンスな話であることは論を待つまでもないだろう。
  • 会員登録