報道の自由度ランキングの正しい見方
報道の自由度ランキングが今年も発表された。昨年61位だった日本はさらに後退して72位まで下落した。
国境なき記者団が毎年発表するこのニュースは、日本ではほとんどのメディアから無視されてきた経緯がある。理由は単に「自分たちにとって都合が悪いから」というものだ。
「本当にそれだけですか?」とよく聞かれるが、本当にそれだけなのだからこう述べる他ない。
ただ、フクシマ原発事故以降のマスコミ不信の影響か、さすがにここ数年はこのランキングに触れざるを得ないとみえて、申し訳程度に報じられるようになっている。
筆者がこのランキングを紹介した頃(約10年前)と比べれば、それはそれで大きな進歩であることには違いない。