ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

TPPとクロスオーナーシップ

渡辺氏にはロングインタビューをした経験を含め数回は会っているが、その記憶を遡ると、サービス精神旺盛な好人物という印象が強い。質問を受けて曖昧な点が見つかると、すっと立ち上がって自ら資料にあたり、事実関係を確認して戻ってくる。かと思えば、バカ話を披露して、こちらを緊張させないように配慮を忘れない。たとえば、初めてプロ野球を観戦したとき、スタンドに入ったファウルボールを見て「スタンドに入ったんだからホームランでいいじゃないか」と怒ったというエピソードを、実に面白おかしく話してくれたものだ。また渡辺氏は、初めて番記者を務めた鳩山一郎氏の命日には墓参を欠かさないし、同氏の秘書だった石橋義夫氏を横綱審議委員会委員長に据えるなど、義理堅い面もある。子供時代に自分が「お馬さん」になって遊んだ鳩山由紀夫・邦夫兄弟のことは、今でも自分の子供のように考えている。だが、そうした彼の人格を評価した上でなお、私はこういいたい。新聞記者を名乗るのは、いい加減、やめていただけないか。
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