ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

長期政権は記者クラブシステムとの戦いで生まれる2

霞が関官僚に都合の悪い情報を報じて「出入り禁止」になることを恐れて報道 を自粛し、記者懇談会でもひとたび「完全オフレコ」といわれれば半永久的に 秘密にしておくことが善とされる、それがこの国のメディアの実態あり、だか らこそ、10年ほど前、私はそれを「官報複合体」と名付けて批判したのです。 それは、今回の法案に関わる外交上の「特定秘密」においても同様です。10年 3月、岡田克也外務大臣が前年から調査していた日米の核持ち込みなど「4つの 密約」について、「広義の密約」があったことを発表したときもそうでした。 私は大臣によるこの内部調査を、その後もずっと民主党政権最大の功績と評価 してきましたが、記者クラブメディアは数回報じただけでぱったりと取り上げ ることを止めてしまいました。その日の会見でも、岡田大臣の直前に座ってい たのは私で、見渡せば隣席のニューヨークタイムズのマーティン・ファクラー 氏ら海外特派員ばかりの参加が目立ちました。
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