ニセ文書で政権を追われた鳩山内閣
今回のメルマガは「読むオプエド」および書籍「オプエド」(KADOKAWA 2017.
11.16発行)から普天間基地移設問題についてご紹介します。
「鳩山友紀夫氏 普天間基地移設問題を語る」
9月4日、オプエド1000回記念ウィーク2日目の特集は、元内閣総理大臣の鳩山
友紀夫さんが、普天間基地の県外移設に関する外務省極秘文書が原因で総理を
辞職した件について取り上げました。
プロデューサーの上杉隆は、「鳩山さんが基地の県外移設を諦めた理由は、外
務省からもらった文書にアメリカ海兵隊の基地は沖縄から65海里以内にしか移
設できないと記されていたからである。しかし、アメリカ政府に確認したとこ
ろ、デタラメであることが判明した。これは大ニュースであるにもかかわらず、
ニューズ・オプエドと沖縄の新聞以外に報道がない。アメリカのマスコミであ
れば、自分たちの間違いを訂正するが、日本のマスコミは間違いを絶対に認め
ない。もし認めてしまうと、嘘の報道によって総理大臣を辞めさせたことにつ
いて、鳩山さんに謝罪しなくてはいけなくなるからだ。全員が嘘でなかったこ
とにするため、報道も一切出ない。戦前、官僚や陸軍が天皇陛下の意向を無視
したように総理を騙した。それで何の罪も受けない国家はおかしい」と、日本
のマスコミや国そのもののあり方を強く批判しました。