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認知科学者・苫米地英人さんがオプエドで日経のFT買収を語る

24日の「ニューズ・オプエド」には認知科学者で自由報道協会の会長に就任した苫米地英人さんが出演し、日本経済新聞によるフィナンシャル・タイムズの買収について語った。

 

苫米地さんは、「経団連の広報紙である日本経済新聞と、ファイナンスという資本主義の中心にいるフィナンシャル・タイムズはともに資本主義を進めているど真ん中にいる。それは民主主義の最大の敵であり、民主主義を守る最後の砦はジャーナリズムだ」と述べ、メディアが資本主義と民主主義を両立させることの難しさを指摘した。

 

また、「日経とフィナンシャル・タイムズのような編集権の独立を守っていくカルチャーは大きな違和感がある。口で編集権に介入しないと言っても、現場の記者が安心すると考えるのは甘い」とした上で、「民主主義を守るジャーナリズムの牙城にわからずに踏み込むリスクがある」と述べた。

 

〈写真:7月24日放送「ニューズ・オプエド」より〉