ニューズオプエド

上杉隆の「ニッポンの問題点」 ノーボーダーメルマガ
2018年
3月のメルマガサンプル

    • 第4週
      日本の外交
      三者首脳会談(韓国、北朝鮮、アメリカ)の可能性を文大統領が言及したこと
      について3/22文化放送の「The News Masters TOKYO」出演時にお話ししました
      内容のをご紹介しながら2010年10月発行の「上杉隆の40字で答えなさい」から
      外交に関する上杉の記事をご紹介します。

      「The News Masters TOKYO」にて
      これはずっと長年、言っていますけれど日本の外交って思い込み外交というか、
      片思い外交なんですよ。こうあって欲しいというのと現実に起こっていること
      を混合して話してしまうので大体いつも梯子を外されると。
      今回もそれは明確にでましたよね。ずっと北朝鮮に関しては北風方式を安倍総
      理はとっていましたけれど、アメリカと歩調合わせているといいながらも必ず
      裏ではアメリカは過去もそうだったんですけど、中国とか北朝鮮とかと動いて
      ますよっていってた通りになりました。


      • 第3週
        政治家と官僚の役割とは
        3月22日放送の文化放送「The News Masters TOKYO」出演時のにお話ししまし
        た内容の書き起こしです。

        「政治家と官僚の役割について」

        まあ基本的にはこれ簡単に言うと政治家っていうと立法府。
        国権の最高機関である立法府というのは国会ですよね。つまり議会というのは
        法律を作るんです。法律を作ったりはいあるいはね予算とかを含めて作るとい
        うのが建前上、建て付け上の役割であって、官僚というのは行政ですから政治
        家が作ったもの皆さんから選ばれた代議員制のもと選ばれた政治家が作ったも
        のを執行する機関。つまり行政機関ですよね。ところがねこれはどこの国もそ
        うですけど議院内閣制をとっている以上この立法と行政が混合というか融合し
        ちゃっているところがあるんですよ。


        • 第2週
          国有地不当払下げ事件(公文書改ざんと問題の本質)
          今回のメルマガは報道ライブ「ニューズ・オプエド」での上杉隆の発言をまと
          めたものです。(放送日2018.03.14)

          <決裁文書改ざんについて>
          これは昨日も言ったんですが公文書の扱いっていうのが日本って意外と、これ
          は政府だけじゃないですよ。

          もちろん政治、行政そしてメディアもそうなんですけど軽いんですよね。
          これも何度も言ってますけどアメリカだと公文書偽造とか公文書廃棄は終身刑
          なんですよ。なぜかというと、公文書自体がその国の歴史を作っていくんで後
          世の子供達や孫たちのときに自分の国の公文書がなくなったら外の国の公文書
          で寄せ集めて歴史を作らなくちゃいけなくなるんですよね。


          • 第1週
            国有地不当払下げ事件(森友学園問題)
            今回のメルマガは「オプエド」より森友学園問題についてご紹介します。

            2017年の夏は学校法人「森友学園」「加計学園」の問題が国会を騒がせた。森
            友学園については「ニューズ・オプエド」でまたしても大きなスクープを飛ば
            している。

             ちなみに、大手メディアの多くは「森友学園問題」と書いているが、私たち
            の「ニューズ・オプエド」では、〈国有地不当払下げ事件〉と言っている。そ
            の方が問題の本質を伝えているという判断だ。

2月のメルマガサンプル

    • 第4週
      from Okinawa to Guam
      今回のメルマガは「オプエド」からオバマ大統領のスピーチ誤訳について
      ご紹介します。

      「ニューズ・オプエド」は新聞・テレビ各社の世紀の誤報を見破ったこともあ
      る。

      2015年の5月、安倍晋三首相とバラク・オバマ大統領の日米首脳会談のときの
      ことだ。共同声明の発表で、2人はホワイトハウスの中庭に出てきて、並んで
      スピーチをした。日本からの特派員やワシントン支局の記者などを含めて、20
      0名位が取材に入っていた。


      • 第3週
        希望の党結党前夜の密談と排除の論理(下)
        川崎 上杉さんは、安倍政権を終わらせなければいけないと言ってスタートし
        ているといいますが、そういう趣旨は朝日新聞の3日間の連載では出てきませ
        ん。最も背骨になるところがまったくないということは、どういうことなので
        しょうか。それはメディアの問題でしょうか。

        上杉 はい。今回は朝日の問題ですね。朝日の取材を受けるに際して、私は3
        つの条件を出しました。1つは、バイライン。「取材班」という書き方ではな
        く、関係した記者の名前を全部書くことです。2つ目は、私の名前も含めて、
        ソース、クレジットは全部書くことです。「関係者」という文字が一つでもあ
        ったら協力できないと言いました。3つ目は、私は全部過去のカレンダーを見
        ながらしゃべりますが、自分も記憶違いがあるかもしれないし、ひとりよがり
        なことを言うかもしれないので、そこで、私が名前を出した人には必ず当たっ
        てほしいと言いました。フェアであるべきだと思うのです。反論があるはずな
        ので、枝野さんや神津さんにも当たった上で記事を書いてくれるならば受けま
        す、と言ったら、その条件を呑むということでした。6人ぐらいのチームでの
        仕事で一生懸命取材したのでしょう。あの記事が載ったのは取材を受けてから
        2週間と5日後ですから、約20日間かかっています。


        • 第2週
          希望の党結党前夜の密談と排除の論理(中)
          川崎 そういう経過だったのですか。前原さんは、「安倍政権を倒す」「安倍
          には引いてもらう」という一点で結束するという趣旨のことを言っていました
          が、第三者の我々から見れば、「蓋をあけてみれば嘘だったじゃないか」と受
          け取りました。

          上杉 それはマスコミの取材不足があります。前原さんは、約束通り、翌朝一
          番で枝野さんに話をしました。枝野さんが反対したら前原さんはやめるつもり
          だったかもしれませんが、枝野さんは逆に「それしかない」「それで行きまし
          ょう」と賛成したと聞いています。実際に役員会も、常任幹事会も問題はなく、
          前原さんが荒れると思って5時間の時間を取っていた両院議員総会も全会一致
          で1時間で終わってしまったそうです。あとは、「皆さん、申請してくださ
          い」というだけです。ですから、すべて淡々とデュープロセス(適正な手続
          き)に則って前原さんはやったのです。


          • 第1週
            特別公開 希望の党結党前夜の密談と排除の論理(上)

            今回のメルマガは月刊 マスコミ市民(【特集】改憲、三選 安倍政権に見え
            る綻び 民進党解党の真相 2018年1月号)にて掲載された上杉のインタビ
            ュー記事をご紹介します。
            インタビュアーはマスコミ市民編集委員会の川崎泰資氏です。

            川崎 朝日新聞に3日連続で載った「検証・民進分裂」という検証記事は、い
            わば裏話だともいえますが、今日はその裏話の裏を聞かせていただきたいと思
            います。

            上杉 昨年の都知事選挙後から小池さんの周辺に私の姿があると言われていま
            した。それは当然で、私自身、都知事選にも立候補しましたし、都政の取材を
            18年間もしてきて都庁番の記者の誰よりも都政については熟知していると自負
            していることもあり、築地市場の移転問題やオリンピックの会場問題に関して、
            小池都政の勝手な助言者としてお手伝いしてきた経緯があったからです。ただ
            し、選挙がらみのことは一切なく、あくまでも東京が良くなるためにとボラン
            ティアで協力してきたのです。もちろん今の今に至るまで小池さんや東京都か
            ら一円ももらったことはありません。また中に入るつもりもありませんでした
            ので、ポストもいらないという立場でやってきたのです。

             一方、私は国政についてはもっと長く、約25年間も携わってきました。まず、
            故・鳩山邦夫議員の秘書の立場で、94年の12月10日の新進党結党に携わりまし
            た。その時の結党準備広報委員会の事実上のトップは小沢一郎代表幹事、事務
            のトップが鳩山邦夫委員長、その下にいたのが小池百合子広報企画委員長代理
            でした。事務スタッフには鳩山邦夫事務所の私上杉隆や細川護熙事務所の松野
            頼久秘書(のちの官房副長官)といった面々でした。ですから、その時から小
            池さんとは知り合いです。

             その後、1996年の旧民主党結党の半年前の春、鳩山由紀夫、鳩山邦夫、船田
            元、菅直人、簗瀬進、高見裕一、海江田万里という7人の国会議員と後に事務
            局長になる芳賀大輔さん、私を含めたメンバーが軽井沢で秘密会を開いたのが
            始まりです。その後、会合を重ねていろんな人に呼び掛けていって秋に民主党
            ができたのです。私からすると、枝野さんや前原さんは呼びかけた若い新メン
            バーなのです。98年に新しくできた民主党のときは、やはり半年間くらい前か
            ら国会図書館で会議を続けましたが、そのときに事務を担ったのも私でした。
            最近では、細川護熙さんと小泉さんが組んだ都知事選で最初に選対を作ったの
            が私と木内孝胤さんです。そうした新党結成の長い経験もあってか、小池さん
            サイドから「ちょっといろいろ教えてよ」と声をかけられたのがはじまりです
            ね。私は「野党連合でやるのだったらいいですね」と言って応じた記憶があり
            ます。

             私は、今から10年前の2007年に『官邸崩壊』を書きました。当時、安倍さん
            という政治家は権力をもったらきっと驕るだろうと思っていましたが、まさに
            10年後の現在その通りになりました。その私に対して、安倍さんは10年以上も
            HPの中で上杉隆を叩き続けています。そこまでされても安倍さんに恨みを感じ
            ません。ただ、謙虚さを失った権力は独裁を引き寄せ、国を破るという古今東
            西の歴史から、安倍政権を倒すためには、右も左も関係なく野党の共闘が必要
            だと考え、新党をつくる能力をもっている人は野党側にはいないので、協力す
            ることにしたのです。

             9月26日の夜、銀座である人と会って食事をしていたら、小池さんから「い
            ま前原さんと会えるかしら」という電話がかかってきました。それまで小池さ
            んは前原さんと会うことを留保して避けていたのですが、そろそろ会わなけれ
            ばならないという判断をしたのでしょう。すぐに前原さんに電話すると、「も
            ちろんぜひ会いたい」ということでしたので、私が帝国ホテルに密会場所を取
            ってセッティングをしたのです。その際、すぐに前原さんから電話がかかって
            きて、「小沢さんと連合の神津会長と一緒にいる。2人をお連れすることもで
            きる」と連絡がありました。もとより私は小沢さんが一緒にいれば安倍おろし
            にとっては有効だと思っていたので力強いと思い、小池さんに「お2人がいる
            のですが、どうですか」と伝えました。しかし小池さんは、「小沢さんは次に。
            前原さんと2人でいいわ」というので、そのままそのことを前原さんに伝えま
            した。すると、またすぐ小池さんから電話がかかってきて、「やっぱり連合の
            会長だけは呼んで」と言うのです。出過ぎた真似だと思いましたが、私は、
            「前会長ならまだしも、現会長だと話が漏れる可能性がある」と言って反対し
            たのですが、小池さんは前原さんに気を遣ったのでしょう、「連合の会長を」
            と言うのです。それで前原さんに「連合の会長もご一緒にと、小池さんが言っ
            ています」と伝えたら、前原さんは「小池さんがそうおっしゃるならばそれで
            行きましょう」と言って、神津さんも同席することになったのです。その後、
            小池さんから電話がかかってきて、「あなたも来てくれない」と言われて、4
            人で会うことになりました。

            川崎 そうして4人で会うことになったときに、そこで前原さんから「解党す
            るから一緒にやりたい」という申し出があったのですね。

            上杉 はい。話の中身に関して、朝日新聞に書いてあることは本当にごく一部
            ですが大筋で合っています。まず、前原さんから「民進党を解党します」とい
            う提案がありました。そのとき、私も小池さんも驚いた記憶があります。そし
            て、「衆議院議員は全員離党させます」「代表の私も離党します」「党籍をは
            ずして希望者は全員希望の党に公認申請を出します」ということを言いました。
            小池さんとしては、相手からそう言ってきているのですから聞く以外術はあり
            ませんが、「それはいいのですけれど、まとめて来られたら困ります」と返し
            ていました。すると、前原さんは「議員個人個人の判断ですから、小池さんの
            ところに行きたくないという人もいるでしょう。ただ希望者は公認申請をさせ
            ます。民進党という政党から立候補する人はいません」と断言しました。さら
            に前原さんは、「この後まず代表選挙を戦ったばかりの枝野代表代行に話しま
            す。その後に役員会を開きます。役員会を開いた後、常任幹事会を開きます。
            常任幹事会を開いて通ったら両院議員総会を開きます。もしどこかでダメとな
            ったらこの案はダメかもしれません。しかし皆がOKとなった時に小池さんにダ
            メだと言われては困るので最初に言いに来ました」という話でした。

             「憲法観などで合わなくて、行かない人も何人かいると思います」という前
            原さんの話に対して、小池さんは「全部来るんじゃないの」と疑っていました。
            小池さんは改憲ですし、前原さんも改憲です。「改憲グループは行くけれど、
            護憲は無理でしょう」と前原さんが言うと、小池さんは「護憲左派は来てもら
            っては困る」と言ったと記憶してます。前原さんは「まさか護憲派は行かない
            でしょう」と、そういうやり取りでした。

             さらに前原さんは、「うちは政党助成金と政務調査費で150億円近くあるで
            しょう。これは一緒に頑張ってきた民進党の仲間のためにまず使いたいので、
            この選挙で使わせてもらいます。希望の党に行く人もいるし、無所属で出る人
            もいるし、あるいは別の政党に行く人もいるかもしれませんが、今の民進党所
            属の人に優先的に渡したい。ただ全部を使うわけではないので、それを小池さ
            んの方で使ってください」と提案したら、小池さんはその場で「一円もいりま
            せん」と言って断ったのです。前原さんは、「私のお金ではないけれど、うち
            で150億円も使いませんから。もう選挙ですから」と言ったのですが、小池さ
            んは頑として受け付けませんでした。

             あとは党職員の問題で、前原さんは「彼らを路頭に迷わせるわけにはいかな
            いので、党職員は何とか全員雇ってください」と言ったら、小池さんは「私は
            その人たちに会ったことがないので、それは事務方が判断するんじゃないの」
            と言いました。話はこの3つだけです。

             翌日は「希望の党」の結党の日で他党との交渉中でしたから、小池さんから
            は、「この話はまだ言ってもらっては困ります」と固く念押しがありました。
            前原さんも「これから枝野さんに言って、そのあと全員一致しないと、民進党
            は独裁じゃないからできません。きちんと手続きを経て、そして最後に改めて
            お願いすると思いますから、2日か3日時間をください。それまではお互い完全
            に秘密を守りましょう」と返しました。

             最後に初めて神津さんが口を開いて、「私は今日小池都知事にお会いできて
            光栄です」「この場に立ち会えてうれしいです」と言うのを聞き、私は「この
            人はいったい何をしに来たのだろう」と思いました。そして、「うちも組織が
            あるので早めに言わなくてはいけないので」と言ったので、私が「今、お2人
            の話を聞いていたでしょ。秘書も通していない。こういうことは漏らしちゃ絶
            対ダメですよ」と言いました。

             会談が終わって数時間後、すでに他党や記者たちから連絡が入ってきたので
            す。小池さんからは「どうなっているの」「誰が漏らしたの」と来たので、前
            原さんに電話をしたら「私は漏らしていません」と言うので、今度は神津さん
            に「どうなっているのですか」と聞くと、「私は何もしゃべっていな」「あの
            ホテルは実は共産党が紛れ込んでいるのですよ」と言うのです。ここで私は察
            しました。今回の帝国ホテルのアレンジをしたのは私です。それにあたって、
            相当の上の方まで確認をとり、帝国ホテルの中でも信用できるスタッフを集め
            てもらい、導線確保までして場所を作ってもらったのです。仮にそうだとした
            ら帝国ホテルの信用に関わります。神津会長が嘘をついたのです。「組織内の
            対応がありますから、それは下の方には報告させてもらいました」とのちに認
            めましたが「後の祭り」でした。

             小池さんは「信じられない」と言いましたが、前原さんも同じように思って
            いたことでしょう。少なくとも神津会長が72時間黙っていてくれれば、まった
            く状況は変わっていました。4人で会った日が9月26日の火曜日の夜なので、水、
            木、金まで漏れなければ、土日は役所も休みで新党の届出は出せなかったので、
            つまり、この世の中に立憲民主党はなかったということになります。神津会長
            がしゃべっていなければ、希望の党を中心とした野党連合ができていたはずで
            す。場合によっては公明党も仲間に入っていたかもしれません。社民党や共産
            党には小沢さん経由で選挙協力についての非公式の協力のお願いをしていまし
            た。自民党以外の全勢力を固められる可能性があったのです。

1月のメルマガサンプル

    • 第4週
      官房機密費の問題点とは何か? (3)
      文化放送「The News Masters TOKYO」(1月25日放送)番組内にて官房
      機密費に関する最高裁の判決について解説を行いました。

      官房機密費について(最高裁一部公開判決について)
      年間14億円、国民の税金から内閣官房長官が好きに使っていいというお金です。
      領収書も要らないし、誰に渡したかも要らないし、藪の中。

      これね、なくなると官房長官の後ろの金庫の中に総務官が補てんして、いつで
      も1億円あるという非常に美味しい、ドラえもんのポケットのような、皆さん
      の税金。
      これは言えば言うほど、日本のメディアですと番組を下ろされます。


      • 第3週
        官房機密費の問題点とは何か? (2)
        「上杉隆の40字で答えなさい」より (2010年10月5日発行)

        「機密費」(報償費)は政治や外交などにおいて公にできない使途のために計
        上される経費のことで、支出の内容を明らかにする必要がありません。
        なかでも、官房長官が使う「官房機密費」と、外務省が使う「外務省機密
        費」が主だったものでしょう。その額は、外務省機密費がおよそ50億、官房機
        密費がおよそ14億と言われています。


        • 第2週
          官房機密費の問題点とは何か?
          1月19日に最高裁が内閣官房機密費の使途に関する一部文書の開示を認める
          判決がでました。
          上杉隆がこれまで取材を行い、忖度なしに伝えてきた官房機密費に関する
          記事をご紹介します。


          • 第1週
            correctionと訂正欄の違い
            今回のメルマガは
            著書「誰がこの国を壊すのか」より抜粋します。

            森 無謬主義の要因の一つは、やはり記者クラブですか?

            上杉 記者クラブだと思います。記者クラブが作った、いわゆるメディアシス
            テムです。そのシステムの中に入ってみて、ああこれを変えれば全体が変わる
            なということがわかったので、記者クラブ開放運動のようなことを13年間もや
            ってきたわけです。そこで気が付いたのは、メディアシステムの特徴というの
            は、端的にいえば情報の一元化・管理化です。しかし、そこで大きな問題にな
            るのが、その管理を誰か特定の個人がになっているのではないということ。無
            意識のうちにシステム自体が管理しているという構造になっていることです。

2017年
12月のメルマガサンプル

    • 第4週
      メディアの役割と国会議員の仕事(3)
      12月13日のニューズ・オプエドは、伊藤詩織さんの準強姦事件についての「超
      党派議員の会」を立ち上げた自由党参議院議員の森ゆうこさん、公益社団法人
      「自由報道協会」代表の大貫康雄さんにご出演いただき詩織さんの事件を中心
      に、日本の政治、行政、メディアに関する問題について伺っています。


      • 第3週
        メディアの役割と国会議員の仕事(2)
        12月6日のニューズオプエドには「詩織さん準強姦疑惑」の真相を国会の法務
        委員会で厳しく追求している希望の党、柚木道義議員が出演されました。まさ
        に今、最も注目すべき事件を孤軍奮闘で追求している柚木議員から、貴重な発
        言を数多くいただきました。


        • 第2週
          メディアの役割と国会議員の仕事
          今回のメルマガは11月16日発行の「オプエド」および報道ライブ「ニューズ・
          オプエド」より詩織さん事件の問題点について取り上げます。

          「週刊新潮」(2017年5月18日号)に〈「警視庁刑事部長」が握り潰した「安
          倍総理」ベッタリ記者の「準強姦罪逮捕状」〉という記事が掲載された。


          • 第1週
            敗北宣言〜メディア20年戦争@日本外国特派員協会
            My name is Takashi Uesugi(上杉隆です).

            It is 20 years since I first came to the Foreign Correspondents Club of Japan (FCCJに最初に来てから約20年が経ちます).

            The first time I came, as I recall was during the 1999 Tokyo Governors election campaign, as secretary to Former Justice Minister, Kunio Hatoyama who sadly passed away last year.(1999年の都知事選、昨年亡くなった鳩山邦夫の随行秘書としてやってきたのが最初です).

11月のメルマガサンプル

    • 第3週
      フェアな取材に応える
      21日(火)放送の報道ライブ「ニューズ・オプエド」では朝日新聞の「検証・
      民進分裂」と題した検証記事についてノーボーダーヘッドラインにてとりあげ
      ました。今回のメルマガではその部分をご紹介します。

      〈民進党の分裂を検証しています。
      朝日新聞で今日までの3回に分けて、「検証・民進分裂」と題した検証記事が
      掲載され、民進党が総選挙直前に希望の党への合流を決め、野党第一党が崩壊
      していった舞台裏を記しています。
      「『排除』生んだ密談の夜」との見出しで、おとといの朝刊1面で掲載された
      初回の記事では、安倍総理が解散を表明し、小池知事が希望の党を立ち上げた
      9月25日の翌日、26日の深夜に、当時の民進党前原代表と小池知事が、連合の
      神津会長やノーボーダーの上杉隆代表が立ち会う中、民進党を解体して希望の
      党に合流することで合意したとしています。
      その際、憲法改正と安全保障政策で譲れないとの態度を示す小池氏に対して、
      上杉氏が排除の論理を例に出したことに端を発し、小池氏の排除発言に繋がっ
      たと報じています。〉


      • 第2週
        オプエドのない権力報道
        報道ライブ「ニューズ・オプエド」11月22日の放送より詩織さんの
        事件について問題点を取り上げていますのでメルマガでご紹介します。

        山口 詩織さんが受けた被害も、事件自体も大きな問題ですけども、それを報
        じないメディア、もうひとつ本来、追及するべきなのはなぜ、発布された逮捕
        状が執行されずにお蔵入りになってしまったか、この部分の闇について、本当
        は日本中のメディアが追わなければならないことだと思うんですけれども上杉
        さんいかがでしょうか。

        上杉 まさにそうなんですよね、今回のメディア、ジャーナリズムとしての問
        題点としては、問題点というよりは伊藤詩織さんに謝らなければならないこと
        です。私はFCCJの会見のときも本人に一部、謝ったんですが、このインタビ
        ュー(SPA!)のときも申し訳なかったと本来ならば我々記者が報じなければな
        らないこと。


        • 第1週
          日米首脳会談 NOBORDER追放事件
          日米メディア戦争

           トランプ米大統領が来日した。日本のメディアでは訪日、米国のメディアで
          はアジア歴訪と報じられている。
           時を同じくして、脳科学者の茂木健一郎さんがTwitter上のハッシュタグ
          (#)で「日米メディア比較」という興味深い試みをやられているので、長年、
          同テーマを追っている筆者も便乗したい。

           米大統領のアジア歴訪はノーボーダーが半年前に得た情報通りにスケジュー
          ルが進んでいる。
           すでに『ニューズ・オプエド』で伝えた通り、約半年前、ハワイ、日本、韓
          国、中国、ベトナム、フィリピンという日程でのトランプ大統領のアジア歴訪
          が決まり、日本では日本政府の強い要請により安倍首相とゴルフをすることが
          決まっていた(仮に総選挙の結果で安倍内閣が退陣していたら変更があったか
          もしれないが)。

10月のメルマガサンプル

    • 第3週
      民主主義崩壊の日本
      10月24日、外国特派員協会で会見を行った伊藤詩織さんに上杉隆が質問を行
      いました。 その時の様子を報道ライブ「ニューズ・オプエド」(10/27 )に
      て取り上げています。 今回はその内容をご紹介します。

      伊藤 私はこの本(Black Box)で一番、述べたかったことは捜査や司法のシ
      ステムの改正に加え、社会の意識を変えていくこと。そしてレイプ被害にあっ
      た人々への救済システムの整備が必要だということです。

      上杉 弊社の、NOBORDERの取材では、詩織さんと、あなたと会った日に山口さ
      んはTBSでもう既に内示を受けて、ワシントン支局長ではなかったという取材
      をしています。TBSのほうにその後、取材やあるいは何かアプローチをしたの
      か?


      • 第2週
        人生はチャレンジ
        今回のメルマガは著書「戦争の予感」よりご紹介します。

        上杉 若い人に言いたいのは、行動して失敗した後悔と、行動しないで失敗す
        る後悔だったら、絶対的に前者のほうがいいということですね。

        ケン 今回の大統領選取材も、行く行かないで、相当悩んだもんね。悩んだ末
        に、行くことに決めた。

        上杉 それですよ。日本の社会で今一番問題は、行動しないことによって失敗
        を避けられたというふうに信じている人が多いと思うんですけれども、それっ
        て長い目で見れば失敗なんですよ。でも若い人たちに言いたいのは、悩んだら、
        とにかくチャレンジしろということ。チャレンジして失敗したときのほうが30
        年、50年後に、何もしなかったとして悔むより、失敗の後悔の度合いが低い。


        • 第1週
          メディアリテラシーに役立つ3原則
          今回のメルマガは『ニュースをネットで読むと「バカ」になる』から
          ご紹介します。

          最低限必要な3原則

           日本はメディアの中で空想がまかり通っているので、個人でリテラシーを高
          めようと思っても難しい。しかし、そうは言っても最終的に損をするのは、情
          報の受け手である私たちである。

           だからこそ、メディアリテラシーを高めるために最低限必要な判断基準をい
          くつかお伝えしよう。

          1.情報を伝えている人が、実名か、匿名か
          2.情報を伝えている人・集団の属性(偏ってないか)
          3.情報を伝えている人の容姿によるバイアスがかかっていないか

          まずはこの3点が最初の簡単なチェックポイントとなる。

9月のメルマガサンプル

    • 第4週
      記者会見開放は国民の知る権利を守る(3)
       どちらもまったく無意味な「反論」なのだが、なぜか優秀なはずの日本人記
      者たちは長年にわたってこれらを「錦の御旗」であるかのように扱ってきた。
      その実はボロボロであるにもかかわらずだ。

       まず、スペースに関して論駁しよう。これまで記者クラブは会見をオープン
      にしない理由のひとつとして、会見場のスペースを問題にしてきた。つまり、
      そんなに大勢の記者を入れる場所はない、という理屈である。それならば、こ
      の7年間、民主党代表の会見は首相官邸の記者会見場よりもずっと狭いスペー
      スで開かれて続けてきたということをどう説明するのか。これ以上の説明は不
      要だろうが、念のため、それでもスペースが足りないという向きには、首相官
      邸の大広間で開けばいいと忠告しよう。


      • 第3週
        記者会見開放は国民の知る権利を守る(2)
         例えば、海外メディアに関しては、筆者が米紙で働いていた頃からずっとオ
        ブザーバーとして官邸の会見に参加することは可能だった。実際、筆者も、森
        喜朗首相(当時)の会見や福田康夫官房長官の会見に複数回、出席している。

         そもそも、平野氏の出した条件は、雑誌・専門紙についても国会記者章を持
        っている記者に限られているなど極めて限定的だ。しかも当日は特例とされ、
        その後は完全クローズに戻ってしまっている。


        • 第2週
          記者会見開放は国民の知る権利を守る
          今回のメルマガは2010年4月発行の「記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日
          戦争」より記者会見開放に向けての活動をご紹介します。

           夏の総選挙で民主党が大勝し、いよいよ政権交代が確実になった。2009年9
          月16日、ついにその日はやって来た。125年目にして初めて首相官邸の記者会
          見がオープンになるのだ。

           ところが、ビデオジャーナリストの神保哲生氏らと向かった首相官邸では、
          私たちフリーランスのジャーナリストには「悲劇」が待っていた。官邸の入口
          で門前払いを食らったのである。


            • 第1週
              記者クラブと国民の知る権利
              今回のメルマガは2010年4月発行の「記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日
              戦争」より「記者クラブ」についてご紹介します。

               日本の記者クラブは、1890(明治23)年、帝国議会が発足した際に、取材を
              要求する記者たちが「議会出入り記者団」を結成したことに始まる。これをき
              っかけに、「情報を隠ぺいする体質の根強い官庁に対して報道機関側が記者ク
              ラブをつくり、公権力に対して情報公開を求める」(日本新聞協会)という大
              義名分のもと、全国の省庁、自治体、警察などに記者クラブが作られることに
              なったのだ。

               だが、1930年代後半になると、政府の言論統制が厳しくなる。その圧力に耐
              え切れず、ついには記者クラブ自らがその傘下に入ってしまう。そして第2次
              大戦では大本営発表の戦争礼賛の記事ばかりを報じることになる。

8月のメルマガサンプル

    • 第4週
      政争の具
      今回のメルマガは「週刊朝日」2007年6月15日号に掲載された上杉隆の記事
      (安倍首相はなぜ「年金は安心」と言っていたのか)をご紹介します。

        宙に浮いた年金記録、内閣支持率の急落、現職閣僚の自殺・・・・。

       一見、どれも偶然に発生した出来事のように見える。だが実際は違う。発足
      以来8カ月、安倍政権を取材してきた筆者から言わせれば、これらはすべて政
      治を弄んだ内閣に、起こるべくして起こった結果としか思えないのである。
      「年金を『政争の具』にしないでいただきたい」


        • 第3週
          テレビ報道の忖度(3)
          「筑紫は騙されているのだと思います。私たちが打ち合わせする段階では田中
          さんは非常に不機嫌で傲慢です。しかし筑紫と会った瞬間に人が変わったよう
          に、気が利いてユーモアにあふれた素敵なおばさんになっているのです。筑紫
          はその部分しか知らないから、批判報道を信じないのです」

           テレビ朝日の関係者が答えた。


          • 第2週
            テレビ報道の忖度(2)
            「おいおい書いていることと、言っていることが全然違うじゃないか」

             やや怒気を含んだ電話の主は、これまでさんざん取材でお世話になった情報
            源のひとりだった。全く指摘どおりだった。反論の余地もない。コメントして
            いる当事者が観ていてもそう思う。事情の知らない他人が見ればなおさらだ。

             外相辞任まで私は『週刊文春』や『文藝春秋』などの雑誌を舞台に田中眞紀
            子氏の批判を繰り返していた。就任1ヶ月前には、取材の結果として「批判的
            だ」という評価を受けることになった『田中眞紀子の恩讐』(小学館)も著し
            ていた。この日のテレビ出演は、このような活字メディアでの記事を読んだ番
            組関係者から声のかかったものだった。当然私のスタンスは知っていると思わ
            れた。たとえ忙しくて読んでなくても雑誌ならばタイトルで分かるだろうし、
            本ならば数ページ読めばたやすく判明することだ。だがこの朝、私はそんな自
            分の考えが極めて甘いことを、テレビ画面から教わった。


            • 第1週
              テレビ報道の忖度
              今回のメルマガは「草思」2002.8月号掲載よりご紹介します。

              2001年4月26日、間もなく日付も変わろうとしている深夜、この日外務大臣に
              就任した田中眞紀子代議士は、ようやく外務省記者クラブに姿を現した。

               最初、クラブのブースごとの挨拶を行なった新大臣は、報道陣でごった返す
              会見場に移動するなり、語気を荒げてマスコミ、とりわけカメラマンへの苦情
              をぶつけた。
              「パシャパシャ、フラッシュのまぶしいのはやめてください。朝からずっとそ
              うだったから、目が乾いてコンタクトレンズが落ちて、なくなったじゃないの。
              照明も当てないでください、こっちに向けないでください」

7月のメルマガサンプル

    • 第5週
      スポーツジャーナリズム(2)
       福見友子が谷亮子から初勝利を挙げたのは2002年4月のことであった。全日
      本選抜体重別選手権48キログラム級の1回戦、対日本人戦積12年間無敗の女王
      を破る快挙であった。

       2回目は5年後の2007年、同じく全日本選抜体重別選手権48キログラム級、た
      だし今度は決勝での対戦であった。試合前、メディアは盛んに谷の復帰戦を喧
      伝していた。これで勝てば、世界選手権につながり、北京オリンピックにも弾
      みがつく。もはや谷の勝利が前提であるかのような報道ぶりであった。


      • 第4週
        スポーツジャーナリズム
        7月3日放送の「ニューズ・オプエド」で、とり上げました2008年『諸君!
        1月号』「スポーツジャーナリズムは、どこまで腐り果てるのか」をご紹介し
        ます。

        2007年のポストシーズン。ボストン・レッドソックス対クリーブランド・イン
        ディアンスによるアメリカン・リーグ優勝決定戦は、もつれにもつれ、最終の
        第7戦を迎えることになった。

         レッドソックスの先発投手は、ローテーションの関係で松坂大輔。チーム加
        入1年目の新人でありながら、ワールドシリーズ進出を賭けた試合の先発マウ
        ンドに立つことになった。


        • 第3週
          義家文科副大臣と教育(4)
          「参院選は教育再生の分け目の戦いとなる。すべては若者のために戦っていき
          ます」

           6月23日、広島で行われた中川秀直幹事長のパーティで義家氏は突然こう表
          明し、関係者を驚かせた。再生会議メンバーにとっても寝耳に水。この日、ニ
          ュースを知った他のメンバーたちは、お互いに確認の連絡を取り合ったほどだ。

           25日には、党本部で安倍首相とともに正式に出馬表明を行い、その夜には再
          生会議のメンバーとともに首相公邸を訪れ、伊吹文明文科大臣や山谷えり子首
          相補佐官同席の元、出馬への経緯説明を行った。だが、他のメンバーは完全に
          しらけムードであったという。


          • 第2週
            義家文科副大臣と教育(3)
             官邸サイドはこれまで、再三にわたって委員たちに施政方針演説に間に合わ
            せるよう釘をさしてきた。当然ながら文教族からも批判の声が上がっている。

            与党協議会の鳩山元文科相はこう語る。
            「内閣の支持率が低下したから巻き返そうという軽薄な判断でしょう。私は教
            育再生会議のすべてを否定するつもりはありません。しかし教育とは支持率に
            左右されるではなく、腰を据えて取り組むもの。道路公団や郵政民営化のよう
            な行政改革とは違います。なのに1月までに一次報告を出さなければいけない
            と期限を切って議論を急いでいる。こうした単純さが国民に見抜かれているか
            ら、支持率低下が続くのではないでしょうか」


            • 第1週
              義家文科副大臣と教育(2)

               教育再生会議の“陰の進行役”は、東京・虎ノ門の森ビル30に陣取る担当室、
              通称「事務局」である。14人の職員の大半は官僚。担当室長は義家氏だが、実
              務の中心を担うのは副室長の山中伸一・前私学部長ら文部科学省からの出向組
              である。

               事務局の表向きの役割は、会議を仕切り、委員たちの議論をまとめて報告書
              を作成することにある。しかし実態は、文科省および自民党文教族の意を受け
              て送り込まれたお目付け役といった方がふさわしい。

6月のメルマガサンプル

    • 第4週
      議員と秘書の健全な関係のために
      『週刊新潮』の記事を読んで思い出したのは2000年、田中眞紀子議員の取材を
      していた時のことだ。

       鳩山邦夫事務所を退職したばかりの私は、毎週末、新潟に通い詰め、約6カ
      月間、永田町で噂になっていた同議員の秘書への「暴行」を取材していた。

       取材結果は想像を超えるものだった。朝から晩まで議員に罵倒され続け、退
      職に追い込まれた者。買い物のおつりをくすねたと誤解され肉体的な被害を受
      けた者。失敗の反省を紙に書かせて、正座しながら大きな声で繰り返し朗読さ
      せられた者。

     

      • 第3週
        義家文科副大臣と教育
        ニューズ・オプエドで6/15に加計学園問題に関する義家文科副大臣の発言を
        とりあげました。
        〈義家(文科)副大臣が学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる
        「総理のご意向」文書について流出させた職員を処分する可能性を言及・・・〉
        (NOBORDER/POWER NEWS)

        今回は2007年3月号の「文藝春秋」に掲載された上杉隆の記事(教育再生会議
        での義家氏の活動)をご紹介します。

        「教育再生は私の内閣の最重要課題というよりも、日本の将来にとって最も大
        切な課題だ。三法案とも通常国会に提出するよう伊吹文科相に指示し、与党に
        もそう伝える。教育再生に待ったなしの強い意志を示したい」

       

        • 第2週
          豊洲移転表明なのか?小池都知事の決断(2)
          6月20日にFCCJにて行なわれた下村博文都議会自民党会長の記者会見にて上杉
          が豊洲移転問題、小池知事に関して下村氏に質問をしましたのでご紹介します。

          (上杉質問)
          1、きのうのオプエドのスクープに関して。豊洲仮移設。築地再整備。五年を
          メドに戻る。下村都連会長の受け止めは?

          2、なぜ、離党届を出した小池知事を「受理」「除名」「除籍」などのいずれ
          の措置もとらないのか?この質問は党幹事長代理として。

          下村1「事実だとしたら、コストの問題が残る。豊洲市場そのものも倍の6000
          億円という地方の予算規模のものを作っていた。小池知事は大きすぎて無駄に
          なってしまうと当初言っていた。5年で使用を止めて、築地に戻すとしたら、
          その後の豊洲市場をどういう風にするかが問われると思う。ビジョンがあれば
          議論をする余地がある。そうでなければ反対する」


          • 第1週
            豊洲移転表明なのか?小池都知事の決断
            17日の共同通信、朝日新聞デジタルが、「小池知事、豊洲移転表明へ」(共
            同)、「小池氏、週明けにも豊洲移転表明へ 築地も活用方針」(朝日)と伝
            えました。

             それに対し上杉隆は「correctionの準備を」「誤報だったら・・・」と提案
            するツイートを行なっています。

            週明けの「ニューズ・オプエド」ではスクープとして築地移転問題を伝えま
            した。
            《築地移転問題でスクープです!
            築地市場の移転問題について、東京都の小池百合子知事が、同市場を、現在地
            で再整備する方針を固め近く発表することが、NOBORDER&PN社の調べで分かり
            ました。

            この再整備のため、市場機能を一時、豊洲に移し5年を軸に築地での新市場建
            設を終え、再び機能を戻すという計画です。

            築地市場の移転については、先週、大手メディアが相次いで「豊洲移転」を報
            じていますが、豊洲での営業は一時的なものになりそうです。》(NOBORDER&P
            N社)

5月のメルマガサンプル

    • 第4週
      即席秘書2
       山口の採用したこの秘書採用方式は、永田町の一部にも広がっていた。
      「給与は払わない。ただし秘書名刺は使ってよい。その代わりに、カネを入れ
      てほしい。そして選挙時の票の取りまとめは、よろしく頼む」

       外交官出身で一見クリーンな政治姿勢を見せていた加藤紘一の事務所も、佐
      藤三郎が事務所を仕切るようになって以来、大きくその雰囲気を変えていった。
      佐藤にとっては、カネがすべてだった。自分は金儲けだけをやっていれば良い。
      そのためならば、危険な橋を渡ることも辞さない。こういった佐藤の姿勢に愛
      想を尽かしたかつての秘書たちは、続々と事務所を離れていった。


      • 第3週
        即席秘書
        2002年7月1日に発行しました『議員秘書という仮面』より当時、永田町で
        静かなブームだったシステムを取り上げます。

        山口敏夫事務所は不思議な事務所だった。同じ事務所内で、お互い顔すら見た
        ことのない秘書が存在するのだ。事務所の敷地が広いわけではない。秘書の人
        数が圧倒的に多いのだ。

         一時期、埼玉県内では「山口敏夫の秘書は100人以上いる」という噂話がま
        ことしやかに流れていた。何のために100人も。仮に人件費を年間ひとり300万
        円だとして計算すれば、3億円になってしまうではないか。どうしてそんなこ
        とが可能なのか。さらにそもそも、なぜそんなに秘書を雇う必要があるのだろ
        うか。考えれば考えるほどわからなくなってくる。


        • 第2週
          東京の利権─ゴルフ会場問題(2)
           この問題を知らない人も多いかもしれないが、知られていない理由はメディ
          アが報じないからである。ではメディアが報じないのはなぜか。オリンピック
          利権の中枢に触れる問題だからにほかならない。

           利権が大して絡んでいないと大々的に扱うに違いない。ボート競技会場が好
          例だ。

           テレビではボートはどこの会場がいいかを連日、特集していた。一方で、利
          権の温床のようなゴルフ会場問題は一切取り上げない。

           東京オリンピックのゴルフ競技は、石原都政時代の立候補ファイルから「若
          洲ゴルフリンクス」で行うと決まっていた。議会承認も得ている。なにより東
          京都のものだから経費はゼロだ。ほかの施設を使用するとなると五輪期間中に
          休業を余儀なくされ、休業補償金などを支払わなくてはならなくなる。若洲は
          都の所有物なのだから当然に不要だ。


          • 第1週
            東京の利権─ゴルフ会場問題(1) 
            今回のメルマガは『誰が「都政」を殺したか?』より東京五輪ゴルフ会場問題
            について取り上げます。

             小池都知事は豊洲移転問題で見事な采配をしたといえるだろう。ここ半世紀
            の都政では18年前の石原都知事のスタートダッシュ以来の華々しさだ。しかし、
            小池知事に待ち受けている東京の課題はむしろこれからが本番だ。

             次なる大きな課題、東京五輪問題に─これこそ東京の利権の本丸といってい
            い─そこに切り込めるかどうかだ。「都民ファースト」で都政の透明化を図る
            と約束して都知事になった小池都知事がそこに手をつけないわけにもいかない。
            政党の支持で当選したお気楽な候補者たちと違って、真に都民の声を反映した
            都知事であるがゆえの宿命かもしれない。選挙で負けた人間が期待値を上げる
            のも無責任な話だが、そうした意味では、小池知事は石原都知事以来の本格都
            知事といえるだろう。

4月のメルマガサンプル

    • 第5週
      記者クラブ開放にこだわる理由(2)
       それが東京敗退の原因のひとつになったかどうかはわからない。だが、「日
      本の国際情報発信力を高めなければならない」と官民挙げて喧伝しながら、実
      際にやっていることは全く逆で、こうして自ら情報発信回路を切っているので
      ある。

       官邸、金融庁、外務省の場合はこのようにして徐々にではあるが問題の所在
      が白日の下に晒されつつある。

       ではかねてより記者クラブとの癒着が強いとされてきた警察の場合はどうだ
      ろうか。

       08年8月、テレビ朝日系の『報道ステーション』の制作にかかわるテレビ制
      作会社のスタッフ2人が大阪府警に大麻取締法違反で逮捕された。これについ
      て同年8月14日付の夕刊から翌日の朝刊各紙は、テレビ朝日、報道ステーショ
      ンという固有名詞を伏せた上で、「警察が両容疑者を逮捕していたことがわか
      った」と報じた。


      • 第4週
        記者クラブ開放にこだわる理由(1)
        2017年4月18日に行なわれたペンス米副大統領の記者会見にジャーナリストの
        ケン・ジョセフ氏と上杉隆が出席しようとしたところ記者クラブによって排除
        されました。上杉が代表を務めるNOBORDERはホワイトハウスでの取材実績があ
        り、今回の会見については1ヶ月くらい前から米国政府に対して会社(NOBORDE
        R)として、会見出席の申し込みを行ない許可を得ていました。当日も念のた
        めホワイトハウスサイドからペーパーを受取り、内閣官房にも連絡を入れてい
        ました。ところが会見場で、外務省の記者クラブにも内閣官房の記者クラブに
        も登録がないという理由で断られ建物内にも入れませんでした。その様子は上
        杉がペリスコープにて中継を行なっています。

        https://www.pscp.tv/w/1gqxvqrRwvAJB

        • 第3週
          戦争の予感~米が北朝鮮を攻撃する可能性
           日曜日(4月23日)、筆者は、米空軍関係者と米軍基地内で久しぶりに意見
          交換を行なった。

           横田、三沢、嘉手納、そして在韓米軍も含む第五空軍司令部にはかつてない
          緊張が走っている。

           2011年3月の東京電力福島第一原発の事故以来の雰囲気だ。
          (※当時、筆者は米国からの放射能情報を「米軍情報」として自由報道協会な
          どで発信したが、日本社会にほとんど理解されなかったことを今更ながら残念
          に思う)。

           さて、東アジアの国々にとって火曜日(4月25日)は緊迫した一日になるだ
          ろう。とくに日本と韓国に当てはまる。


          • 第2週
            東京の利権(2)
            「築地こそが都政の主要テーマだ」

             公示直前、ツイッターなどで繰り返しこう発信する人物がいた。わたしがプ
            ロデューサーを務める報道番組「ニューズ・オプエド」(NOBORDER)にも出演
            し、国立競技場の問題で「共闘」してきた建築エコノミストの森山高至氏だ。
            彼の意見は、わたしの腹案とすべて一致というわけではないが、少なくとも最
            初の段階で政治のなすべきこと、つまり都知事の権限でできることについては
            ほとんど一致していた。

             つまり、まずは移転を延期し、検証委員会などを立ち上げて移転後に生じる
            問題を未然に防ぐということだ。これは腹案というよりも、自ら都知事選挙に
            出馬したわたしの最初の公約になった(筆者は都知事選の告示後4回築地市場
            に入った。もちろん21人の全候補者の中で最多である)。


            • 第1週
              東京の利権
              『誰が「都政」を殺したか?』より豊洲移転問題について抜粋します。

               就任したばかりの小池百合子都知事の前には課題が山積していた。それは単
              に言葉で表すよりも、ずっと困難の伴う仕事であるように思えた。

               東京の人口は約1300万人、職員数だけでも役17万人弱、経済規模でいえば世
              界10位以内に入ってしまう(GDP換算)ほどの巨大都市。国の首都であり、警
              視庁を傘下に治安・防災も含めば、途方に暮れるような仕事が待っている。

              「こう言ってはなんだけど、都政はおもしろいのよ。伏魔殿よ」

3月のメルマガサンプル

    • 第3週
      二重構造の石原人脈(2)
       裕次郎と遊んだ高校時代も、今岡などの秘書たちと競った若きころも、高橋
      などの一橋同級生と向かった地中海クルーズも、五島と知己になったきっかけ
      も、すべてはヨットという道具が関係していた。昨年、筆者とのインタビュー
      で石原は次のように明かしている。

      「ぼくの政治スタイルは、多くの艇がギリギリのところで勝負してくる国際ヨ
      ットレースの駆け引きや真剣勝負が、その原点になっているな」

       石原にとってヨット経験は、側近の秘書などをクルーに見立て、自身は、職
      員19万人を擁する都庁という巨大組織の舵取りにあたるスキッパー役として、
      活きているいるのではないか。


      • 第2週
        二重構造の石原人脈
        3月15日放送の報道ライブ「ニューズ・オプエド」にて3月19日、20日にそれぞ
        れ行なわれた浜渦元東京都副知事、石原元東京都知事に対する百条委員会を前
        に『論座』(2001.05)を取り上げながら問題の本質を解説しました。今回の
        メルマガでご紹介させていただきます。

         勢いのある人物には、いきおい人が集まるものである。 

         就任3年目を迎える石原慎太郎東京都知事のもとには、ありとあらゆる分野
        から人材が集まり、輝かしい政治チームを形成している印象を私たちに与える。
        優秀な政策スタッフ、聡明な外部ブレーン、洗練されたメディアチーム。きら
        星のごとく華麗な、「参謀人脈」が形成されているかのようだ。

         石原自身、「都知事としては、ケネディ・チームを意識した」と周囲に語っ
        ている。

        ケネディ・チームに集められたロバート・マクナマラ、マクジョージ・バンデ
        ィらの人材は、のちに「ベスト&ブライテスト」と呼ばれた。


        • 第1週
          官邸崩壊2~きっかけは『フライデー』
           
           一寸先は闇である。昨年の『フライデー』の記事がきっかけだった。
           大阪にある「森友学園」の右傾化した教育方針に、安倍昭恵首相夫人が賛同
          し、「名誉校長」を引き受けているという他愛もない記事だった。

           官邸もあまり深刻には考えていなかったようだ。実際、後追い報道もなく、
          年が明けていく。

           2月9日、同学園の土地取得に絡む国有地払い下げの疑惑について、朝日新聞
          が報じると、一気に空気が変わった。まず、ネットで火がついたのだ。

           国有地を事実上のタダで取得したという政治的な問題よりも、「安倍晋三記
          念小学校」というネーミング、さらには、子どもたちに教育勅語を諳んじさせ
          るというメディア的に「オイシイ」教育方針に飛びついたのだ。

2月のメルマガサンプル

    • 第3週
       確実に時代の変化を迎えているアメリカと横田基地の行方
       
      今回のメルマガは『誰が「都政」を殺したか?』より抜粋し、ご紹介します。

       小池百合子東京都知事との対談は2016年11月10日に行なわれた。その前日、
      アメリカでは下馬評を覆して共和党のドナルド・トランプ氏が民主党のヒラ
      リー・クリントン氏を破り、時期大統領に選ばれたばかり。わたしが創設した
      会社「NOBORDER」の取材班5人は数日前からニューヨーク入りし、トランプタ
      ワー内の選挙対策本部や注目選挙区のペンシルべニア州での集会など、トラン
      プ選挙対策本部を中心に取材を続けていた。

       選挙当日、全世界が「トランプショック」に揺れる中、「NOBORDER」取材班
      もトランプタワー内の興奮の渦中にいた。ニューヨークから一足先に東京のス
      タジオに戻ったわたしは、トランプ勝利に沸く現場からの独占中継を同じ興奮
      を持って眺めていた。

       アメリカは確実に時代の変化を迎えている。

    • 第2週
       トランプ大統領と安倍首相に沸き起こった危機~フリン補佐官辞任は米国以上に日本を悩ませる
       マイケル・フリン国家安全保障問題担当大統領補佐官の辞任は、当然である
      がトランプ政権を揺さぶっている。政権発足一ヶ月も満たない中での辞任劇だ。
      無理もない。

       米国大統領とメディアの間には本来、「ハネームーン」という約束事がある。
      就任から100日間は移行から日も経っていないことから、ある程度の失敗は
      大目にみてあげようと新政権に対してメディアが厳しい批判を手控える期間の
      ことだ。

       ところが、今回は様子が違う。トランプ大統領とメディアの甘い関係はほと
      んど認められない。伝統的メディアとの徹底的な対決姿勢を見せるトランプ大
      統領に対して、メディアも同じく徹底的に応酬し、激しい局地戦が政権の至る
      所で勃発しているという有様だ。

    • 第1週
      日本が払った法外なゴルフ代
       確かに「厚遇」にちがいない。

       訪米する安倍首相は、ホワイトハウスでの会談と共同記者会見の後、エア・
      フォース1(大統領専用機)に乗り、フロリダ州のトランプ大統領の別荘に宿
      泊する。両夫妻での晩餐会の翌日は、トランプインターナショナルで27ホー
      ルのラウンドが待っている。

       確かに、外交上はフルコースの「厚遇」ぶりだ。
       だが、「デール(取引)」を口癖にしているトランプ大統領が、何の「見返
      り」も無しにほとんど初対面の日本の首相に、そんな歓待をするものだろう
      か? 

1月のメルマガサンプル

    • 第4週
      政治と選挙
      前号『 変わるマスコミ対策2 』からの続きです。 そうは言っても、かつて自民党は政権与党から転落しそうになった94年、社
      会党の村山富市を首相に担ぎ上げてまで与党の座を奪取しました。自民党は与
      党でいることが存在理由ですから、ピンチとなれば自己保存本能が働く。その
      ためなら誰でも担ぐし、何でもやってくると思います。

      私の予想では、最終的に次の衆院選では、小池百合子さんや野田聖子さんを
      首相にして戦うのではないかと思います。

    • 第3週
       変わるマスコミ対策2

       ところが、清和会政権以降は違う。森元首相は、自身の学生時代の疑惑を
      報じた『噂の真相』を民事提訴しました。小泉さんは秘書官の飯島さんが
      『週刊文春』や『週刊現代』、『週刊新潮』などの記事で各出版社を提訴し
      ています。安倍さんも秘書が『週刊現代』や『週刊朝日』を訴えましたし、福
      田さんも訴える寸前まで行きました。麻生さんは今のところありませんが。こ
      の点については劇的に変わったという印象を持っています。

      首相が、自分の国のメディアと堂々と言論で応酬することさえできずに、緊
      張状態を失っている。司法に判断を預けて、自分たちはメディアと健全な関係
      で対峙することを放棄してしまっている。それがつまり、国家権力、および政
      治家としての弱さを、逆に露呈させる結果になっていると思います。


    • 第2週
       変わるマスコミ対策
      今回のメルマガでは2009年4月にwillに掲載されました記事を紹介します。
      当時の政治状況、マスコミへの対策、そして記者クラブメディアを取り上げ
      ています。現在の状況と比較してみてください。 麻生首相の内閣支持率が20パーセントを切って「政権末期だ」と騒がれてい
      ますが、思い返せば10年前の森政権の時も支持率は1桁になり、「自民党は終
      わりだ」と言われていました。今よりもずっとひどい状態で、「自民党は耐用
      年数を過ぎた」とも散々言われていたのです。


    • 第1週
      戦争の予感~冷笑主義の時代
       戦争の予感がする。こんなにも不吉な空気に覆われる時代をわたしたちの多
      くは知らない。 80年前、日本は悪夢のような戦争に向かって歩み始めた。当時の大本営を
      支えたのは他ならぬメディアである。記者クラブとジャーナリズムが戦争の伴
      奏者となったのだ。

      ガダルカナル島での日本軍の全滅を「玉砕」とし、ミッドウェイでの敗戦を
      「転進」とし、沖縄の占領を「本土決戦」として誤摩化したのが当時のメディ
      アだった。だが、いまのメディアとそれがどう違うのか、わたしには理解でき
      ない。

2016年

12月のメルマガサンプル

    • 第5週
      ダイヤモンドの輝きとその裏側(5)
      「それは昔の話です」 前出の下山は、こう反論する。

      「現在はそのようなビジネスはしておりません。サイトホルダーのみなさまに
      は事前に担当者がきちんと要望を聞いて、なるべくそれに沿うように原石を揃
      えております。ただし、ダイヤモンドは〈地球の産物〉ですから、必ずしもみ
      なさまの求めている原石がそのままあるわけではありません。しかも、私たち
      の会社の理念として産地国を守ってあげるという考え方があります。裕福な国
      の購入者たちが、『あれが欲しい、これが欲しい』という希望だけでピックア
      ップしたら石が偏ってしまい、需要の少ない石が残ってしまいます。マーケテ
      ィングが徹底されていない過去においては、抱き合わせで売るという手段が取
      られていたこともありました。それが産地国を守る唯一の方法だったのです。
      デビアス・グループは一貫してアフリカに恩返しをしたいという理念を持って
      いるのです」

      銀座の高級ブランド店のマネージャーは、デビアスの市場支配の現状をこう
      見ている。

    • 第4週
      ダイヤモンドの輝きとその裏側(4)
       まずオッペンハイマーは生産量を調整するための組織・DPA(ダイヤモンド
      生産者連合)を作り、過剰になりすぎたダイヤモンドの供給を生産現場で抑制
      することに成功した。 次に、彼は産出したすべてのダイヤモンドを一括して買い取る会社・DTC
      (ダイヤモンド・トレーディング・カンパニー)を設立した。DTCは買い上げ
      たダイヤモンドのすべてを独自の基準によって分類することで、ダイヤモンド
      のすべてを独自の基準によって分類することで、ダイヤモンドの希少性を高め
      る役割を果たした。さらにオッペンハイマーは分類したダイヤモンドのすべて
      を販売する機構・CSO(中央販売機構)を作る。これによってダイヤモンドの
      値段をCSOが自由に決定するシステムが出来上がり、デビアスの価格統制が成
      立することになった。

    • 第3週
       ダイヤモンドの輝きとその裏側(3)

       東京渋谷区にあるデビアス・グループの「DTC Japan」を訪ねると、「ダイ
      ヤモンドが結納の代りや、持参金の代りになるということは、ある意味で日本
      人とダイヤモンドの出会いは、幸せな出会い方ではなかったのかもしれません。
      それを身につける女性を幸せにするジュエリーとは違う、財産的価値を強調す
      る意味あいがそこに付与されてしまったのです」と、ダイヤモンド・インフォ
      メーション・センターの下山晶子はいう。

      「欧米では18歳や20歳になると、お父さんが自分の母親から預かったダイヤモ
      ンドを『お祖母さんのものだ』といって渡すなど、ダイヤモンドが家族の絆の
      象徴になっています。昔の日本人でしたら着物を仕立て直したり、染め直して
      使うと言う文化があった。それが先の戦争を境に崩れてしまい、目新しい流行
      発信によってかなりのお金を費やすという文化が出現してきました。しかし、
      川上から譲り受けるという習慣がないと、成熟した文化、成熟した市場とはい
      えないと思います」


    • 第2週
       ダイヤモンドの輝きとその裏側(2)
      〈婚約指輪は給料の3カ月分〉 大手広告代理店の考案したこのテレビコマーシャルは、繰り返しお茶の間に
      流された。著書に『宝石の常識』などがあるベルエトワール社長の岡本憲将は
      こう話す。

      「うまい方法を考えたと思います。婚約時にダイヤモンドの指輪を給料の3カ
      月分贈らなければならない、という概念は世界のどこにもありません。たとえ
      ばヨーロッパでは、ルビーやサファイアなどいろいろな宝石が婚約時に贈られ
      ています。しかもそれは指輪とは限りません。
      もちろんダイヤモンドはすばらしい宝石です。でもヨーロッパの人々は個々の
      価値観で、それぞれの婚約を祝い、先祖来の伝統を守っているのです」


    • 第1週
       ダイヤモンドの輝きとその裏側(1)

      今回のメルマガは2004年から上杉隆が取材を行なっていたダイヤモンドに関す
      る記事です。文藝春秋2005年1月号に掲載された「ダイヤモンド神話の幻」を
      ご紹介します。

      クリスマスシーズンを迎えて、東京・銀座の街角は美しい光に彩られている。
      ミレニアムを迎えた西暦2000年頃から、銀座の中央通り周辺では、高級ブラン
      ド店の出店が相次いだ。ハリー・ウィンリストン、ティファニー、カルティエ、
      ブルガリ・・・・。店内のショーケースには、輝く無色の小さな石がひしめい
      ている。ラウンド・ブリリアント・カットと呼ばれる58面体から放たれる光は、
      多くの買い物客、なかんずく女性たちの視線と心をひきつける。

      2003年9月、その一角、銀座松屋デパートの1階入口に登場した新たなブラン
      ド店は、業界の注目を集めた。その理由はただ1つ。南アフリカなどに鉱山を
      所有し、全世界の宝飾用ダイヤモンド原石のほぼ半分を供給するデビアス・グ
      ループが、初めてそのブランドネームをつけた小売り店舗を展開したからであ
      る。

11月のメルマガサンプル

    • 第4週
      石原慎太郎の都知事選と豊洲土壌汚染問題2
       もともと、石原には優柔不断な一面がる。選挙のたびに、出馬か不出馬かで心が揺れていたが、「3選」は石原を支え
      る人たちにとって、「既定路線」だった。石原の性格を見越して、秘書たちは
      早い段階から選挙のための布石を打ってきた。

      選挙戦に少なからぬ影響を与えて、成功裏に終えた「東京マラソン」(2月1
      8日開催)の構想が浮上したのは、前回の都知事選直後、つまり3年以上前であ
      る。

      数万人規模の市民マラソンを開催する事はニューヨーク、ロンドン、ベルリ
      ンがそうであるように、その都市の力を世界に示すチャンスである。だがアジ
      アには同規模の市民マラソンはない。

      「北京に先を越される前に、東京でやるんだ」

      当時、石原側近のひとりは筆者にこう語っている。確かに、市民マラソンが
      東京にとって大きなイベントになるのは目に見えている。

      「いろいろ忍術を考えています」

    • 第3週
      石原慎太郎の都知事選と豊洲土壌汚染問題
      今回のメルマガは
      2007年4月20日号『都知事選 舞台裏から見た「慎太郎の戦争」』と題し「週
      刊朝日」に掲載された上杉隆の記事をご紹介します。また、同年3月30日号に
      都知事選に出馬された石原慎太郎氏と浅野史郎氏のspecial対談が「週刊朝
      日」で行われており、その司会を務めたのが上杉でした。その中に豊洲の土壌
      汚染問題に関して石原氏の発言が掲載されていますので一部引用してご紹介し
      ます。「父・石原慎太郎にとって人生最後の選挙戦です!」立川駅前での、長男で自民党東京都連会長の石原伸晃の絶叫から17日間の選
      挙戦は始まった。この選挙は、約40年間に及ぶ石原の政治人生の総決算でもあ
      る。石原慎太郎にとって、今回の選挙ほど長く苦しい戦いはなかった。

      選挙戦のことではない。

      投票日が近づくにつれて、「石原優勢」の観測が流れ、新橋に構えた選挙事務
      所には余裕の空気が漂った。新聞、テレビが調査結果の数字を明らかにするこ
      とはなかったが、それは表向きのこと。各社の政治担当記者からすくいあげた
      数字は、「石原勝利」を確信させるものだった。


    • 第2週
      田中角栄とメディア(2)

        この「文書」が角栄の手元に届いた1カ月後には、皮肉なことに彼自身が
      「別の文」を示しながら、総理の椅子から立ち上がらなければならなくなって
      いた。1974年11月26日、角栄は辞意を表明した。

      〈一人の人間として考えるとき、私は裸一貫で郷里を立って以来、一日も休む
      ことなく、ただまじめに働きつづけてまいりました。顧みまして、いささかの
      感慨もあります。しかし、私個人の問題で、かりそめにも世間の誤解を招いた
      ことは公人として不明不徳のいたすところであり、耐えがたい苦痛を覚えるの
      であります。私はいずれ真実を明らかにして、国民の理解を得てまいりたいと
      考えております〉(「退陣決意表明文」)

      首相就任当時、60パーセント台の支持率を誇った角栄は、「金脈」という疑
      惑を晴らせないまま総理の座を降りた。そしてその疑惑について、結局死ぬま
      で「真実を明らかに」することのなかった角栄は、正負両面の「遺産」を娘に
      残すことになった。


    • 第1週
       田中角栄とメディア

      今年10月に報道ライブ「ニューズ・オプエド」にご出演された元自治相の石井
      一氏の『冤罪』(産経新聞出版2016年7月)や石原慎太郎氏の『天才』(幻冬
      舎2016年1月)など田中角栄氏に関する出版が多く、いま角栄氏に注目が集ま
      っています。今回のメルマガは2001年7月出版の『田中眞紀子の恩讐』(小学
      館)から角栄氏に関する記事を紹介します。

      日本外国特派員協会
      1974年10月22日、現職総理大臣を招いての昼食会は、司会役ベラ・エリアス会
      長代行(『ハンガリアン・ニューズ』)の次のような言葉で始まった。

      「みなさま、われわれの名誉あるゲストは、みなさま方もよくご存じの方なの
      で、今さら詳しくご紹介する必要もないでしょう。この方の家庭生活のすべて
      を知りたければ、『ニューズ・ウィーク』をお読みください。この方の個人的
      繁栄、または経済事情については、『文藝春秋』最新号をご覧になれば、たぶ
      ん充分すぎるほど知ることができるでしょう(場内大爆笑)」

      このあと、約6分間にわたって皮肉たっぷりの紹介が続けられる。そのあま
      りの辛辣さに通訳は言葉を和らげて訳したほどだ。

10月のメルマガサンプル

    • 第3週
      日ロ国交回復60周年の節目に領土問題に進展はあるのか(2)

      今回は2005年11月25日号の「週刊朝日」に掲載の「北方領土問題」に関する
      上杉の記事をご紹介します。(文中の肩書は当時のまま)

      だが、そのロシア国内は今、ソ連時代の独裁国家に逆戻りしたかのような政
      治状況にある。それは強いロシア帝国の復興を目指すプーチンその人がつくり
      出した状況だ。一方で、そうした強い政治力を持つ大統領だからこそ、外交政
      策でも思い切った行動がとれるというのも事実である。鈴木議員は、領土問題
      に関してプーチン大統領は何度も日本にメッセージを送っていると証言する。

      「一貫してシグナルを送っているんですよ。たとえば昨年11月、テレビのイン
      タビューでのラブロフ外務大臣の『1956年の日ソ共同宣言において、われわれ
      は、日本にクリル諸島の2つの南の島々を与え、それで終止符を打つことに合
      意した。当時はさまざまな要因で実現されなかった』との発言を受けて、プー
      チン大統領は翌日の閣議で、ラブロフ外務大臣にこう言ったのです。『私はき
      のう、あなたのインタビューを見た。とてもよい。われわれの対外政策上の優
      先順位について、カードを提示したことに感謝する』と」


    • 第2週
      日ロ国交回復60周年の節目に領土問題に進展はあるのか

      10月19日で日ソ共同宣言の署名から60年の節目となります。同月17日にはロシ
      ア大使館にて日ロ国交回復60周年 日ロフォーラムが開催されました。

      10月6日放送のニューズオプエドに出演した鈴木宗男さんは北方領土問題につ
      いて「日本の主張通り4島帰ってくるのが一番いいが、そうはいきません。い
      かに2+αをとるか、ここが最大のポイントだと思っています」

      また「(12月15日)期待していいと思いますよ。今年、解決の道筋がつけられ
      なければ北方領土は未来永劫解決しない」とも語りました。

      今回は2005年11月25日号の「週刊朝日」に掲載の「北方領土問題」に関する
      上杉の記事をご紹介します。(文中の肩書は当時のまま)


    • 第1週
      石原都政時代の君側の奸

      豊洲新市場に関する報道が連日のように行われています。上杉がアンカーを務めるニューズ・オプエドでは95年の青島都政のころに遡り豊洲新市場問題に斬り込んでいます。
      今回ご紹介するメルマガは2005年6月2日号の「週刊新潮」に掲載されたもので当時の都政の様子が克明に書かれています。(文中敬称略)

      5月18日夜、東京都知事・石原慎太郎と都議会議長・内田茂(自民党)が、密かに会合を持った。

      現在、自民党は、石原都政において与党の立場にある。本来ならば、行政と立法のトップ同士の面会に、なんら問題はないはずだ。

      ところがこの夜は違った。二人は会合の存在そのものを隠そうとした。また、この密会をセットし、当初同席する予定だった前国土交通大臣の石原伸晃(慎太郎の長男)の様子も不可解だった。伸晃は、マスコミに情報が漏れたとして、直前で突然出席をキャンセルしたのだ。

9月のメルマガサンプル

    • 第3週
      豊洲市場の問題はここから始まっていた

      豊洲新市場に関する報道が連日のように行われ様々なことが明らかになってきていますが、2003年4月24日号の「週刊新潮」に掲載された上杉の記事には当時の都政の様子が克明に書かれていますのでご紹介します。(文中敬称略)

      「また裕さんが来てるな」

      石原慎太郎が当選する選挙では、必ずといっていいほど投票日前日に雨が降る。それを石原陣営では死んだ石原裕次郎が見守っているのだとしてこう表現する。

      4月12日午後6時半、有楽町数寄屋橋交番脇の宣伝カーの上でマイクを握る石原の頭上には、やはり激しい雨が降り注いでいた。勝利を確信した石原は、この日唯一回の、そして選挙戦最後となる演説を始めた。

      今回の選挙に、石原は事前の予想をはるかに超える圧倒的な勝利をおさめた。

      眩いばかりの選挙結果について、石原は当選後の記者会見でこう抱負を述べた。「今まで以上に過激にやりますよ」


    • 第2週
      人工透析は悪のシステムか?

       『自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!』(長谷川豊氏)

      驚くべきタイトルのコラムだ。表現の自由の保障されている日本では確かに許容される発言の範囲は大きい。たが「殺せ」という表現はどうなのか。どうにも穏やかではなく、許容範囲を超えているように思うのはわたしだけではないだろう。

      きっと長谷川氏の言葉を知って、怒りを覚えたり、悲しみに襲われる患者や家族もいるだろうに…。想像力の欠如と言ってしまえばそれまでだが、他人の苦しみを感じることができないのだろうか。

      実際、わたしもそうしたうちの一人だ。父は30代半ばに発症した腎臓病と戦い続け、60歳ちょうどで人生を終えた。その間、わたしを含む3人の子どもは15歳になるまで、東京都などからの公的な支援を受けることで大人になることができた。都知事選で「東京への恩返し」とわたしが言い続けたことはそのためである。


    • 第1週
      「現場感」のないネットジャーナリスト

      『ニュースをネットで読むと「バカ」になる』2015年2月5日発行よりネットジャーナリストに関する記事をご紹介します。

      ネットメディアの台頭に伴い増えてきたのが、いわゆる“ネットジャーナリスト”たちだ。彼らの特徴はネット上で情報を集めて、ネット上で見解を示すことだ。ここまで読み進めてくださった賢い読者の方ならもうおわかりだろうが、彼らが本当にジャーナリストと言えるのかどうかは極めて怪しい。

      なにより、現場での取材をほとんどしていない。もちろんジャーナリストにとって現場がすべてではない。だがそれを欠いたジャーナリズムは、どうしても陳腐化し、誤報の危険が伴う。

8月のメルマガサンプル

    • 第3週
      記者クラブの変わらぬ体質

      安倍総理大臣の記者会見に出席を続けている上杉隆。安倍総理に質問をするために挙手を続けても一切、当てられることはありません。同じようなことが20
      09年5月16日(民主党代表就任会見)でも行なわれていましたので「記者クラブ崩壊」(2010.4.6発行)より一部抜粋しご紹介します。

       

      筆者は、通常は、記者クラブの幹事社の座る場所で高々と手を挙げて指名を待った。

      ところが、何度挙手しても一向に当てられない。実はその日の会見担当の党広報スタッフは、情報公開の精神など微塵も持ち合わせていないことで有名なI氏であった。前列の記者クラブのメンバーがすべて指名されても、フリーランスの筆者の番は回ってこない。ついには、居眠りしていた新聞記者までが指名されるに至ってようやくI氏の意図を理解した。筆者に当てるつもりはないのである。と、その時予想外のことが起きた。壇上の鳩山代表が他の記者の質問の最中に、「上杉君は、何で当たらないの」とマイクを通して問い始めたのである。不思議そうに「何で」を繰り返す鳩山氏に、「避けられているんですよ」と筆者が答えると、ついに鳩山氏はI氏に向かって言い放ったのだ。


    • 第2週
      なぜ日本人五輪選手は謝罪するのか?

      リオ五輪でレスリングの吉田沙保里選手が4連覇を逃した。それでも銀メダルだ。4回、つまり16年間にわたる五輪出場で連続でのメダル獲得。立派という言葉が軽すぎるくらい立派でないか。

      しかし、吉田選手は涙ながらに謝罪した。

      「たくさんの方に応援していただいたのに、銀メダルで終わってしまって申し訳ないです」

      「日本選手の主将として、金メダル、取らないといけないところだったのに、ごめんなさい」

      「自分のやっぱり気持ちが、最後は勝てるだろうと思ってたんですけど、取り返しのつかないことになってしまって…」

    • 第1週
      敗北を抱きしめて~都知事選に出馬した3つの理由  

      「勝ち目が無いのになぜ出馬したの?」東京都知事選の遊説で都内をまわっていて、有権者から一番多く尋ねられた質問がこれである。

      候補者にとってこれ以上ない残酷な質問だ。

      だが、4位(21人中)という結果をみれば、そう思われるのも仕方がない。

      公選に出馬する以上、勝ち負けは必ずあるものだ。とりわけ、当選者がひとりだけに絞られる首長選は、その結果がいかなる選挙よりも残酷に現れる。ゆえに有権者の注目も高くなるのかもしれない。

      今回、その東京都知事選に出馬した経緯について、あれこれ語られている。選挙後に降って湧いた「週刊リテラシー」の降板問題も、同様だ。あたかも番組のプロモーション、あるいは継続を約束できたから出馬したかのように語られているが、選挙を少しでも知っている者ならば、それがまったくナンセンスな話であることは論を待つまでもないだろう。

7月のメルマガサンプル

    • 第3週
      東京オリンピック招致構想の立役者(3)

      2015年9月発売の「悪いのは誰だ!新国立競技場」よりご紹介いたします。

      では、なぜ敗訴したのか。

      判決のなかでただ一つ都側の主張が認められなかったのは、3%に設定した税率だった。これにより税負担の不均衝を招き、敗訴につながった。従来の所得基準の税額と、銀行税の税額との差は最大で実に3600倍超。これが、外形標準課税が無効とされた最大の理由である。

      ただ、都からすれば控訴審判決は、想定内のものであった。一審で敗訴した後、大塚のもとには地方税訴訟のスペシャリストたちを集めた“タスクフォース”が組織された。控訴審前には綿密なシュミレーションが繰り返され、負ける可能性があるとすれば「税負担の不均衝」の部分だけであることは織り込み済みだったのである。


    • 第2週
      東京オリンピック招致構想の立役者(2)

      2015年9月発売の「悪いのは誰だ!新国立競技場」よりご紹介いたします。

      東京オリンピック招致の背景には、実は、石原都知事が2000年に導入した外形標準課税があったのではないかと筆者は見ている。

      1999年の都知事選には、文部大臣、労働大臣などを歴任し、民主党を離党して出馬した鳩山邦夫、国際政治学者として頭角を現し、初の立候補となる舛添要一、元国連事務次長で自民党が擁立した明石康、衆議院議員で自民党東京都連幹事長を務める柿澤弘治など、有力者が候補として名を連ねた。


    • 第1週
      東京オリンピック招致構想の立役者

      2015年9月発売の「悪いのは誰だ!新国立競技場」よりご紹介いたします。

      「トーキョー」

      2013年9月7日、アルゼンチンのブエノスアイレスに世界の注目が集まっていた。

      第125次国際オリンピック委員会(IOC)総会。スペインのマドリード、トルコのイスタンブール、そして日本の東京の3都市間で決まった瞬間だった。

      ジャック・ロゲIOC会長が、やや上ずった声で“TOKYO”と告げると、猪瀬直樹東京都知事をはじめ、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会に歓喜の輪が広がる。

      流暢なフランス語で日本のホスピタリティの高さを「お・も・て・な・し」とプレゼンテーションした滝川クリステルは喜びの涙を流し、北京五輪で日本に銀メダルをもたらしたフェンシング選手の太田雄貴は仲間と抱き合い号泣している。

6月のメルマガサンプル

    • 第2週
      日本のジャーナリズムの閉鎖性

      2008.11.12号の「SAPIO」に掲載されました記事です。現在と比較しながらどうぞお読みください。(記事内での肩書は当時のままです。)

      私が政治家と政治記者の関係を目の当たりに体験したのは、約10年前、鳩山邦夫代議士の事務所で秘書を務めていたときである。

      最初、自宅番秘書になったとき、先輩秘書から指導されたことは「雑誌の記者やフリーランスのジャーナリストが取材にきたら、すぐに代議士に連絡しろ。
      政治部の記者、記者クラブの記者はほうっておけ」とうものであった。この意味するところは、雑誌記者はなんでも書いてしまうが、記者クラブは政治家にとって都合の悪いことは書かないから安心してよい、ということである。


    • 第1週
      「外形標準課税」と保秘の人

      今回のメルマガは報道ライブ「ニューズ・オプエド」にて紹介し、反響が大きかった『石原慎太郎「5人の参謀」』より一部抜粋してご紹介します。

      最終原案は年明けに固まった。それまでの数カ月間、都知事、2人の特別秘書、主税局長の4人は不安と緊張の入り混じった奇妙な興奮を楽しんでいた。
      彼らは、何かを隠しているという不思議な連帯感と、輝かしい未来が待っているのだという自信に満ちた快感で結ばれていた。まもなく「国に一泡」吹かせてやれるのだ。誰もが驚くに違いない。そして誰もが彼らを無視できなくなるはずだ。

      一方で機密漏洩の不安は、終始この4人の心につきまとった。みな神経質になっていた。それはほとんど、疑心暗鬼の一歩手前であった。情報漏れは絶対に許されなかった。

5月のメルマガサンプル

    • 第3週
      オバマ大統領がヒロシマに来た本当の理由

       2004年、バラク・フセイン・オバマ上院議員は、大統領選に出馬する4年前のこの年、民主党大会の席上で次のように演説している。

      「黒人のアメリカも、白人のアメリカも、ラテン系のアメリカも、アジア人のアメリカもない。ただアメリカ合衆国があるだけだ」

      多様性を認め、平和を希求する……12年経った今でも、オバマ大統領のこのポリシーに変更はない。

      2009年、大統領に就任したオバマ大統領はプラハの演説で、いきなり「核廃絶」を訴えた。拙速にすぎるという批判をはねのけて、ノーベル平和賞を授与されたのは、新しい米国の大統領をあと押ししようという意図もあったのかもしれない。


    • 第2週
      安倍首相がダブル選挙を決断する7つの理由

       国会会期末を前にして、衆参同日選の突風が吹いている。

      永田町では「解散あり」の空気がすでに既定路線であるかのように囁かれていた。

      ところが、サミット前日に「読売新聞」が〈同日選の見送り〉を一面トップで打ったことで、この話は収束したかにみえた。官邸情報に関して「読売」が打てば、「ほぼ正確だ」というのがここ数年の傾向である。

      第二次、第三次安倍政権の官邸に関する報道は、NHKと「読売」の独壇場になっている。

      とくに「読売新聞」は、安倍政権の「広報」あるいは「官報」とも揶揄されるほどで、安倍官邸について「正確」な情報が欲しい時はまず「読売」というのは、永田町の共通認識にさえなっている。


    • 第1週
      憲法論議が罪だった頃…

       憲法論議が盛んだ。国会でも、メディアでも、学校でも、「護憲」「改憲」を問わず、さまざまな議論が飛び交っている。こうした傾向は安倍政権になってから顕著だ。安保法制などの成立により、世論を喚起したことも大きいのかもしれない。

      いずれにせよ、議論がどこに向かうにしろ、憲法論議の活発化は歓迎できる。
      約20年前、憲法論議はタブーだった。信じがたいことかもしれないが、それが日本の言論空間の現実だったのだ。

      左翼堅調の70年代を経て、80年代のバブル期を迎えた日本では、「安全保障」や「憲法」などの硬いテーマは、一部の悲観主義者や保守思想者たちを除き、ほとんど主たる議題にならなかった。

4月のメルマガサンプル

    • 第5週
      報道の自由度ランキングの正しい見方

       報道の自由度ランキングが今年も発表された。昨年61位だった日本はさらに後退して72位まで下落した。

      国境なき記者団が毎年発表するこのニュースは、日本ではほとんどのメディアから無視されてきた経緯がある。理由は単に「自分たちにとって都合が悪いから」というものだ。

      「本当にそれだけですか?」とよく聞かれるが、本当にそれだけなのだからこう述べる他ない。

      ただ、フクシマ原発事故以降のマスコミ不信の影響か、さすがにここ数年はこのランキングに触れざるを得ないとみえて、申し訳程度に報じられるようになっている。

      筆者がこのランキングを紹介した頃(約10年前)と比べれば、それはそれで大きな進歩であることには違いない。


    • 第4週
      赤、白、それともモルヒネ?(4)

      「神業です」

      整形外科医の星野雄志は、レントゲン写真のコピーを手で示しながら、こう切り出した。

      「骨盤骨折の関節面のずれは1ミリもなく、大腿骨と骨盤の間隔はきれいに均等です。日本でこのような骨盤手術をできる医者は、ほとんどいないでしょう。
      少なくともぼくにはできません。また骨折したらパリに帰ってください。(笑い)」

      帰国後、私はNTT東日本関東病院に入院した。そこの主治医である星野は、パリで施された骨盤と膝の2個所の手術を検証するたびに感嘆の声を漏らした。


    • 第3週
      赤、白、それともモルヒネ?(3)

       到着したシャルル・ド・ゴール空港には、前日に大雪を降らせた雲が垂れ込め、肌を刺す冷たい風が吹いていた。ついに私はアフリカ大陸からただの一度
      も関節を曲げることなく地中海を越え、パリまでやって来たのだ。

      救急車が着いたアメリカンホスピタルはパリ17区に接した高級住宅街の真ん中に位置する。丘の上にある白亜の建物は4階建てで、私は3階の個室に運ばれた。

      軽い検査の後、私の身体にはたくさんのチューブが付けられた。大仰な緑色の機器から延びたそのうちの1本は、途中で二股に分かれ、それぞれ針の先端が、私の腹と背中に刺さっていた。女性看護師のマガリが英語で説明する。


    • 第2週
      赤、白、それともモルヒネ?(2)

       チュニジアの軍病院で、怪我の大まかな状況が判明した。受傷部位は大きく3つに分かれる。ひとつは左顔面上部の裂傷。左の額が割れて激しく出血して
      いた。幸い脳にダメージはなく、裂傷もまぶたで終わり、軽い視覚障害は残ったが、辛うじて眼球も守られた。2つ目は左膝の高原骨折。脛骨が衝突の衝撃で縦に裂け、半月板の間にある骨が飛んでしまっていた。そして一番厄介だったのが3つ目の大腿骨脱臼による骨盤の粉砕骨折だ。大腿骨がハンマーの役割をして、骨盤を叩いてしまったため、腰の骨が粉々になったのだ。問題は、その際に坐骨神経、すなわち腰椎と仙椎に損傷を与えてしまったことだ。それが後々、強烈な神経の痛みを引き起こすことになる。


    • 第1週
      赤、白、それともモルヒネ?(1)

       「週刊リテラシー」で「大麻」のロケに行った。何やら怪しげな取材のよう
      だが、なんのことはない、多くの国ではすでに解禁されている医療用の大麻の取材だ。

      日本のペインクリニックは極めて遅れている。「痛みも病のうち」という考え方は欧米の医療と共通しているが、そこからの対処方法が180度違う。

      日本では「だから我慢しろ!」となるが、欧米では「出来る限り取り除きましょう」ということになる。

      もちろん歴史も文化も環境も違う我彼のこと、一概にどちらが正しいかなどというつもりはない。ただ、双方のペインクリニックの現場を患者として体験した私からすれば、圧倒的に楽だったのは欧米のそれだった。

3月のメルマガサンプル

    • 第2週
      ジャーナリズムよ率直であれ

       かつて上杉がニューヨーク・タイムズで取材記者(リサーチャー)として働
      いていた当時の上司であるハワード・フレンチの教えに従い小泉政権を取材し執筆してきた5年半について自己と向き合い、関連する記事をすべて読み返し是も非もひっくるめて検証し率直に自己評価、自己批判を加えて出版した極めて異例の『小泉の勝利 メディアの敗北』(2007年)より権力とメディアの健
      全な緊張関係について述べた部分をご紹介します。

      メルマガ読者の皆様にいまの権力とメディアの関係を読み解く一助となることを願いながら。

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      『 ジャーナリズムよ率直であれ 』

      本書(小泉の勝利 メディアの敗北)の目的は、小泉純一郎という不世出の政治家の5年半を検証するものである。

      だが、告白しよう。本当に私が目指したのは、自身の記事を批判するという「自爆行為」によって、日本のメディアの慣習を打ち破り、権力との健全な緊張関係を取り戻したい、とう目標の実現にほかならない。

      権力とメディアの健全な緊張関係。


    • 第1週
      「民進党」が政権を取るために必要なこと

       民主党と維新の党の合併に伴う党名変更は、「民進党」で決着した。

      1996年の旧民主党結党から数えてちょうど20年、日本の政治史から民主党の名前が消えることがほぼ固まった。

      「ほぼ」というのも、民主党解党と同時に、別の「民主党」の名前で政党届け出を出せば、新党としての「民主党」が発足し、名前の残る可能性があるからだ。

      複雑な話だ。読者は混乱するかもしれないが、実際、民主党の一部でそうした可能性に言及する議員がいるのもまた事実である。

      やはり、20年もの長きにわたって親しんで来た名前だから愛着もあるのだろうか。もちろんそれは表向きの理屈にすぎない。

2月のメルマガサンプル

    • 第4週
      東電は変わった。次は「あなた」の番だ。

       2011年3月12日(土)、それが人生の転機となる日だった。

      前日に起きた大地震によって東北地方は未曾有の被害を受けた。東日本の太平洋岸には大津波が押し寄せ、人々の生活や人生を一変させた。

      津波の被害を受けた人々の転機からすれば、私の人生の変化など、実にちっぽけなものにすぎない。

      しかし、それまで努力して築いてきたものが一夜にして崩れるというのは、やはり経験した者でなければ分からない苦しみなのだと理解した。

      その週末、東京FMの臨時震災特番のMCを続けながらも、私の心はずっと福島にあった。


  • 第3週
    首相官邸の甘いケーキ 鈴木宗男と小沢一郎

     鈴木宗男さんがゲストだった。

    「ニューズオプエド」に出演してもらったばかりだったが、北方領土の日(2月9日)も近く、また、北海道5区の補選で、新党大地が自民党候補を応援するということもあり、「淳と隆の週刊リテラシー」に来てもらうことになったのだ。

    「共産党とはね、絶対に一緒にやれないですよ。共産党と一緒になっての選挙活動とか、政治活動とかは、私以上に、娘の鈴木貴子の方が厳しいですよ」

    鈴木宗男さんの率いる新党大地は、民主党と国会で統一会派を組んでいる。
    しかも、鈴木さんの長女で衆議院議員の貴子さんは民主党所属の国会議員だ。


  • 第2週
    ベッキー騒動 真の悪者は誰だ?

     31歳の女性アイドルが、自らの仕事や人生を賭けて恋している。相手は人
    気バンドのボーカル。恋は成就し、無事、交際が始まる。

    小説や映画の世界の話ではない。日本で現実に起きた出来事の、いわば、これは冒頭のシーンである。


    • 第1週
      なぜ上杉隆は嫌われるのか?蓮池透さんと語りながら…

       なぜ、私・上杉隆は嫌われるのか? 日本のテレビ各局に危険視され、ほと
      んどのメディアから徹底的に避けられている。

      日本テレビのプロデューサーは「上杉ちゃんの名前を出しただけで、上が渋い顔をする」といい、TBSのディレクターは「うちの上層部となにかあったのか、使いづらい雰囲気なんだよな」と証言し、テレビ朝日の幹部に限っては「会長がいる限り、上杉さんは絶対に使えない」と教えてくれた。

      具体的な理由を説明したくれた者はひとりもいない。しかも、私をタブー視するのは現場ではなく、すべて上層部、しかもテレビだけではなく、その空気はいまや新聞・雑誌にまで広がりはじめている。

     

1月のメルマガサンプル

    • 第5週
      「週刊文春」甘利大臣スクープ報道の読み方

       「週刊文春」のスクープで幕を開けた観もある通常国会。

      実際、首相の施政方針演説を含む政府四演説では、金銭スキャンダルに見舞われた甘利明経済産業大臣に説明を求める野党側の抵抗もあり、数時間遅れの開始という波乱のスタートとなった。

      安倍政権の屋台骨のひとりでもある甘利大臣のスキャンダルについては、永田町では長く噂されて来たものの、今回の文春記事が「証人と証拠」がともに揃うという決定的なものになったのは間違いない。


    • 第4週
      SMAP「解散」メンバーが話せない本当の理由

      1月中旬、SMAP解散というニュースが日本中を駆け巡った。NHKはトップニ
      ュース扱いで報じ、共同通信や時事通信も速報を流した。

      アイドルの解散がニュースを占拠する……、平和な日本、なによりである。

      さて、そのSMAPがこれまでのアイドルの境界を超えたスーパーグループであることに異論を挟むつもりはない。

      バラエティや司会業などの他分野へのアイドルタレントの本格的な進出は、おそらくSMAPの5人が先駆けだと言っても言い過ぎではないだろう。

      しかし、自由な言動で、ひとつの時代を変えて来たとみえる、現在40歳代(香取慎吾さんは38歳)の彼らが、今回の解散騒動に際しては、何一つ、自らの意志を発信できないというのは一体どういうことだろうか。

      圧力か、自主規制か、それとも大人の事情か? 木村拓哉さんがラジオで発言した通り、「いまは言えない」というのが限界なのだろう。


      • 第3週
        鼻血で燃える共演者「田村淳」の本当に伝えたいこと(2)

         日本では、鼻血で大騒ぎする人々が極めて多い。とくに専門家やメディア関
        係者が感情的に騒ぐ姿は3・11以降、日本で特有の現象となっている。ひばくの影響は個人差がある。その上で、感受性の強い子供は強い影響を長きにわたって受ける可能性が高いのは当然だし、高齢者がその逆なのは、自明の理だ。

        だから、個人が自分の体験を元に記すことは表現の自由の範疇である、が、日本の言論空間が「表現の自由」を許していないのは、今回の淳さんのコラムで明確になった。


        • 第2週
          鼻血で燃える共演者「田村淳」の本当に伝えたいこと(1)

           世界では、一年間に平均で70人前後の同業者が命を落としたり、行方不明
          になっている。それがジャーナリストという仕事の宿命だ。

          幸い、記者クラブシステムに守られ、危険な仕事を避けられ、社員ジャーナリズムが蔓延している日本では、取材中に命を落とすようなことは皆無だ。筆者が以前所属したニューヨークタイムズとは異業種かと思ったほどの大違いである。

          ただ、そうは言っても日本の記者も、所詮は人斬り稼業、いくら綺麗ごとを並べても、他人の批判で飯を食っている以上、返り血を浴びるのは当然であろう。

          だから、SNSなどでの炎上が日常的になり、日本で最も嫌われているジャーナリストと呼ばれるようになっても、それは「不人気商売の勲章だ」と、ある程度、ユーモアと余裕を持って受け流すようにしてきた。


          • 第1週
            新三猿宣言 NOBORDER

             今年は申年である。申と言えば三猿。また三猿といえば、世界遺産にもなっ
            ている日光東照宮の神厩舎の「見ざる・言わざる・聞かざる」の彫刻が有名だ。

            英語でも「three wise monkeys」といえば、日光の三猿を指すらしい。

            とはいえ、神厩舎の猿は八頭である。その中でも三頭だけが有名になってしまっては、他の猿たちが可哀想というものだ。仮に、これが人間社会であったならば、激しい嫉妬の対象となったに違いない。

            さて、その三猿をみればわかるように、古くから日本では「見ない、言わない、聞かない」というように、極力、他者や面倒事と関わりを持たないことが、社会における賢い振る舞いとされているようだ。

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