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2012年12月15日
バックスウィングで「しゃがむ」?(僕のマグノリアレーン第4回)

2011年初頭、ジャーナリスト・上杉隆が掲げた目標は、「マスターズ出場」とい うとんでもないものだった。知己のレッスンプロ、中井学は、上杉にオーガスタ攻略法として、まずは“飛距離アップ”を課題に挙げ、「クラブを置いてくる」イメージを持たせることにより、いきなりヘッドスピードアップに成功させたが……。


※マグノリアレーンとは……ゴルフの祭典「マスターズトーナメント」が開催されるオーガスタナショナルGCへの進入路。ここを通り抜け、マスターズに出場するのがすべての男性ゴルファーの夢なのだ。


 飛距離アップの秘策は、 前傾角度をキープすることだ!


中井 おさらいしておきましょう。体をねじり上げ、ねじり戻すイメージでスウィングしていた上杉さん。トップの位置にクラブを「置いてくる」イメージで切り返すことで、見事ヘッドスピードが41~42m/sから45m/s近くまでアップした、めでたしめでたし、でしたね?


上杉 「でしたね?」じゃありませんよ、中井さん。マスターズに出場するプロの平均ヘッドスピードはおよそ50~52m/s。全然足りないって話だったじゃないですか。


中井 すみません、その通りでした。


上杉 とはいえ、たしかに先日教わったクラブを「置いてくる」イメージはよかったっ。実によかったっ。感動したッ!


中井 あの~、突然小泉純一郎元首相のモノマネをするのはやめてください。


上杉 あれ、なんで分かったの。


中井 そのフレーズなら誰でも知っているからです。決してモノマネが上手というわけではありません。


上杉 なんという断定的な。ということは……(低い声で)こんばんは、城達也です。今夜はカナディアンオープン3日目、最終組のプレーをお伝えします。


中井 おっ、今度はこれまた80年代に放映されていた「ビッグイベントゴルフ」のナレーター・城達也アナ(故人)ですね。これまた懐かしい……。


上杉 なんで城達也ってわかったんですか?


中井 自分で名前を言ってるじゃないですか。お願いだからそろそろマジメにやってください、上杉さん。第一、何人の読者が80年代のマニアックなゴルフネタについてこられると思っているんですか。


上杉 ……残念な人たちですね。そうやって、ゴルフの基礎を疎かにする人たちは永遠に城達也は望めませんから。あ、上達は望めませんから。


中井 全然おもしろくありません! しかもビッグイベントゴルフを見ることはゴルフの基礎でもないですし……。


上杉 そう? ビッグイベントゴルフは、マスターズへの第一歩だと思うけど、テレビ観戦をするのも……。


中井 チャンネルが違います。


上杉 あれ? それってTBS?


中井 日テレです。マスターズはTBS。基本です。


上杉 マスターズ、基本からやり直しかぁ…。


中井 とにかくマスターズで戦うためには、あと最低でも40ヤードは飛距離をアップさせなければならないわけです。


上杉 なにか秘策がある、とのことでしたが。


中井 ええ。ポイントは、前傾角度をキープすることです。前傾角度が変わらずに体が回転すれば、スウィングのエネルギーは余さず球に伝わります。しかし、上杉さんはスウィング中、前傾角度が変わってしまうんですよ。


上杉 前傾角度?


中井 そう、スウィング中の。


上杉 そんなこと、初めて言われました。いったいどうなっているんですか?


中井 バックスウィングで伸び上がってしまっているんです。そしてダウンでは逆に沈み込んでいる。これまた、上杉さんに限らず多くのアマチュアゴルファーに共通の悪い動きなので、読者の皆様も是非参考にしてください。