クイズです。さて、2017年11月29日(水)は何の日でしょう?
まず、来年3月9日に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピック開幕まで100日。さらには、2020年8月25日の東京パラリンピック開会式まであと1000日となる日です。今号は両大会についてのニュースをお届けします。
まず、平昌冬季大会ですが、11月1日が同大会オリンピック1000日前ということで、この日、日本代表選手団オフィシャルウエアの発表会が都内で行われました。昨年のリオ大会同様に、ウエアのデザインはオリンピックとパラリンピック同一。発表会にもそれぞれのゲストアスリートが並んで登壇しました。こうした「合同」の発表会は冬季大会としては初めて。パラアスリートにとっても大いに励みになったようです。
平昌オリンピック・パラリンピック日本代表選手団オフィシャルウエア発表会より。左から、須藤悟選手(パラアイスホッケー)、阿部友里香選手(パラクロスカントリースキー/バイアスロン)、藤本那菜選手(アイスホッケー)、新田佳浩選手(パラクロスカントリースキー)、土屋太鳳さん(女優)、葛西紀明選手(スキージャンプ)、小野塚彩那選手(フリースタイルスキーハーフパイプ)、高橋和廣選手(パラアイスホッケー)、大澤ちほ選手(アイスホッケー) (撮影:星野恭子)
クロスカントリースキーの新田佳浩選手は平昌大会出場が決定すれば、「スプリントとミドルクラシカルの2種目で金メダルを獲りたい」と意気込む。(撮影:星野恭子)
今回のウエアは雪原にもよく映えそうな、その鮮やかな色使いが目を引きます。スキージャンプの葛西紀明選手も、「色がきれい。これまで何百着ものウエアを着てきましたが、一番の輝かしいウエア」とコメント。リオ大会に続き、製作を担当したアシックスジャパンによれば、赤とオレンジの中間のようなメインカラーは、「サンライズレッド」。昇る朝日の力強さをイメージしているそうです。また、サブカラーには日本を取り囲む深い海の青の色、「ジャパンシーブルー」が配されています。
冬季オリンピックのレジェンド、葛西紀明選手は、「今回のウエアは、『色』でやられましたね。(平昌の)選考はまだこれから。しっかり選考されるようにがんばりたい」 (撮影:星野恭子)
製作に際し、アシックス社はデザインチームを今年2月、現地に派遣して平昌の天候や環境をリサーチしたり、同社のスポーツ工学研究所の科学的知見などをもとに作り上げたそうです。たとえば、寒暖差が激しい現地の環境を意識して保温性や防風性などに優れたジャケット類にインナーウエアやパンツなど数アイテムずつが用意されています。「気候や志向に合わせて、選手にはレイヤリング(重ね着)を楽しんでほしい」とPRしていました。
車いす選手用のウエアの袖口には車いす操作に耐えるよう補強(黒っぽい部分)が加えられている。バンクーバー大会以来、2大会ぶりの代表ウエアに袖を通した高橋和廣選手は、「正直、プレッシャーも感じるが、プレッシャーを追い風に変えたい」と力を込めた。(撮影:星野恭子)
パラアイスホッケー日本チームは10月の世界最終予選大会で2位となり、2大会ぶりのパラリンピック出場権を獲得しています。バンクーバー大会で銀メダルを獲得後、ソチ大会は出場を逃した悔しさを平昌でぜひ晴らしてほしいです。
発表会ではまた、「プラウド・オブ・ジャパン」というウエアのコンセプトにちなみ、「自分の誇り」について質問が出ました。新田選手は、「表彰台に立ったときに、一番輝く色が誇りだと思う。また、ひとりで競技をしているわけでなく、スタッフや家族など支えてくれる多くの人の思いをつなぐことも、日本人として誇りだと思う」と答えました。
ソチ大会に初出場し初入賞を果たした阿部友里香選手は岩手県出身で、東日本大震災を経験。「私の誇りは、このウエアに袖を通すまでに大勢の人に支えられて成長できたという思いの強さです。復興中の皆さんからの応援が力になる。私ももっと頑張りたい」と意気込みます。
平昌出場が決まれば、「クロスカントリースキーとバイアスロンで2つの金メダル獲得を目指したい」と阿部友里香選手。(撮影:星野恭子)
パラアイスホッケーの須藤悟選手は、2大会ぶりにパラリンピック日本代表のウエアを着用し、「久しぶりに身が引き締まる思い。一戦一戦、しっかり戦いたい」と意気込む。(撮影:星野恭子)
大会スペシャルサポーターに就任した女優の土屋太鳳さんは、「素敵な役割をもらえて嬉しい。オリンピックやパラリンピックの選手はとてつもなく強くて勇気を感じる存在。そんな日本選手団の選手を遠い存在でなく、身近な存在として全力で応援できることは幸せなことだし、大切なこと。ガンバレ、ニッポン!」と元気なエールを送り、会場を湧かせていました。
日本選手団の陣容が確定したら、また、こちらでレポートします。ぜひ応援してください。